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社内報のつくりかた

デザイナーへの指示は具体的に!

デザイナーへの指示は具体的に!

大半の企業では、印刷物やWebのデザインは外部に発注している場合が多いです。その場合デザインの打ち合わせは、できるだけ具体的に話すことが大切です。その際に気をつけたいのが、デザイナーとのコミュニケーションです。

デザイナーは独自の感性で作品の世界観を構成する職人です。ですから、彼らの考え方を理解して心地よく仕事が出来るような配慮をすることで、より良いデザインに繋がっていきます。

社内報編集者に必要なデザイナー脳とは??私の経験から得たアドバイスを説明します。

デザイナーには大好物がある

私は、数多くのデザイナーたちと一緒に仕事をしてきました。そこでかれらの大好物がいくつかあることを知りました。私の経験に基づいて彼らの大好物についてご説明しましょう。 その前に、デザイナーには2種類いることを、皆さんはご存知ですか?それは、いわゆる手書きの構成案(サムネール)を描くことが得意かどうかでわかります。

最近のグラフィックデザインは、アップルコンピュータのマックを中心としたDTPで制作するのが常識となりつつありますが、その前段階で、紙面構成を手書きで描くことができる人。こんなビジュアルを入れて、ここにキャッチコピーを入れて、写真をこんな風に挿入して紙面の構成をしたい。そのような人は、何を作りたいということを手書きで描けるアニメーターや漫画家タイプのデザイナーです。

一方、自分のイメージに合うビジュアルをWeb検索して探し出すことが得意で、手書きで描くのではなく、マックで構成案(サムネール)を制作してしまう、オペレーター兼デザイナータイプもいます。

この手書きでイメージを描くことが得意かどうかで、彼らの思考回路が違います。
手書きで描くことができるデザイナーは、アニメーションや漫画と同様、自分でストーリーを作って、そこに当てはまる絵(シーン)を造り上げることが大好きです。4コマ漫画なんか描かせてみるとよくわかりますが、ちゃんと起承転結でオチをつけることも忘れません。

そのようなストーリー性を大切にする彼らは、映画やドラマ、漫画などが大好きです。そして、そのストーリーに合うビジュアルを作ることに没頭してくれます。社内報の特集ページなどストーリー性の高いページのデザインをお願いすると、きちんと自らストーリーを勘案したレイアウトやカラーリングをしてくれます。

一方、手書きで描くのではなく、マックで構成案を制作してしまう、オペレーター兼デザイナーは、ストーリー性よりもインパクトのあるポスターや写真の方が好きで、自分でカメラをもって街歩きして写真撮影をするような人もいます。また、様々なアプリを活用して写真を加工したりすることも大好きで、その延長線上のインストグラムなどのSNSも大好きです。社内報の社長のメッセージでの写真選びや表紙案などをお願いすると、いくつものインパクトのあるビジュアルを提案してくれます。

これは、デザイナーという仕事を選ぶまでのルートが異なっているからです。ストーリーのあるものが好きで、それに合った絵を描くのが大好きな少年少女時代を過ごせば前者になるし、写真やカメラ、SNSなどが大好きでよく投稿していた少年少女であれば後者になります。もちろん、だからといって、表紙案ができないとか、特集ページがでないというわけではありませんが、「三つ子の魂百まで」という位ですから、得意な分野で能力を発揮してもらった方が、よりいいものができるはずです。 

適当に、キレイにカッコよくはNG 

デザイナーに発注する時に、よく担当者の方が口にする言葉があります。

「私たちは、デザインのことはよくわからないから、適当にキレイに、カッコよく」 

実は、この発注の仕方が、一番デザイナーが困るのです。
どのような制作物もそうですが、私たちクリエーターは、1つのゴールを目指して制作物を制作しています。それが企業理念の浸透や、社内のコミュニケーションを活性化するというような形としてイメージしにくいものであったとしても、どのような伝え方をすればいいのかというゴールがあるわけです。

このゴールを目指す過程を、ゴルフに例えてみましょう。
ティグラウンドから第一打、ドライバーで思い切りフェアウエイまでボールを飛ばします。そして第2打、方向性が正確なアイアンでグリーンまでボールを運びます。そして第3打、グリーン上のボールをパターでカップインします。この中ではドライバーがデザイン(写真)に当たります。そして第2打がキャッチコピー、第3打がリード以下の原稿になります。つまり、デザインがとんでもない方向にいってしまうと、コピーの力だけで方向を修正して、カップインさせるのは大変なことなのです。

もちろん、デザイナーではない担当者の方が、ドライバーを握ってボールを打つ必要はありません。それはプロに任せればいいのです。でも、どの方向に打ってくださいという、方向性は示してあげないと、ドライバーを握ったゴルファーは好き勝手に、思い切り打ってしまいます。

先のようなオーダーをしたある生命保険の保険パンフレットのオリエンでは、大河ドラマで有名になった、「愛」という文字の兜をつけた直江兼続が、生命保険の大事さを紐解いていくデザインが仕上がってきて、担当者が頭を抱えたというようなことが起きました。ある意味、シャレがわかる一部の人たちは面白がってくれるかもしれませんが、それは万人向けのデザインとは言い難いものです。そのデザインを基に原稿を書いてくださいと言われた私は、丁重にお断りしました。。。

皆さんは頭を抱えることなく、デザイナーさんと円滑なコミュニケーションができるといいですね!

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