社内報のつくりかた
春号の社内報制作も終わり、ひと段落といったところでしょうか。
社内報の春号企画は、会社の大きなイベントと連動していることが多いかと思います。
たとえば、新年度のキックオフレポート、入社式レポート、新入社員紹介。
普段は社内報を読まない社員も「春号だけは読んでいます」という方が、結構いらっしゃいます。
キラーコンテンツが目白押しなので、企画に悩むことなく進めることができたのではないでしょうか。
ところが、夏号(6~8月あたりに発行する号)はいかがでしょう!?
3月決算の企業様の場合、「決算報告」を毎年この号で掲載していることはよくお見かけしますが
その他は比較的自由度の高い号となり、それゆえに「企画が思い浮かばない!」とお悩みになる
社内報担当者も多いように思います。
そこで、今回は夏に関連したイベント・暦、暮らしなどのキーワードをヒントに企画に困った時に
すぐに使える社内報の単発ネタをご紹介します!
● 写真の日(6月1日)
ネタ1)社員からのインスタ風投稿
たとえば「夏を感じさせるアイテム」、「テレワーク中にお世話になった家具」(テーマはピンポイントに
絞るほど視点がマニアックで面白くなりやすいのでオススメです)など1つのテーマを掲げ、
それに沿った写真をインスタ風に誌面の中に並べてご紹介します。
● 世界環境デー(6月5日)
ネタ2)SDGsを考えよう
各社の社内報で登場回数が増大しているのが「SDGs」関連の企画。SDGsが“世界の共通言語”として、
企業活動にも深く関わるようになる一方で、その取り組みは「これから」というのが実態です。
社内報では、「SDGs」とは何か? という概要や、企業内のプロジェクトとSDGsを結びつける企画や
たとえば「10年後のわたしたち」をテーマにした若手社員の座談会を記事にしてみるのもよいと思います。
● 時の記念日(6月10日)
ネタ3)「あなたにとって特別な瞬間とは?」
社員一人ひとりの興味や関心ごとは異なります。家族と過ごす時間、仕事を完了した後に飲む
1本のビールなど、きっとさまざまな回答を集められることでしょう。ともに働く仲間たちの多様な
価値観や感じ方を知るとともに、自分の個性に気づくという複合的な効果もあります。
● 父の日
ネタ4)お父さん、「いつもありがとう」
社内報を「家族報」としてもご使用されている企業様で、お子さんからのお手紙をそのまま掲載する
(もちろんお子さんご本人に許可をいただいた上で)
連載企画を立てていらっしゃる企業様が実際にございました。
普段仕事では見えない新たなお父さんとしての一面を垣間見れる企画として毎回好評とお聞きしています。
それを読んだご本人は涙したとか。
● 七夕
ネタ5)星に願いを(10年後を望む)
目の前の業務にばかり追われるような人生にはしたくないものですよね。この企画では社内報を通して
たとえばご自身の10年後を想像してもらい、「自分はこんな風になっていたい」「会社のためにこんな
貢献をしたい」などの未来へ向けたメッセージを短冊に書いていただき、掲載します。
● 海の日
ネタ6)今年の夏、なにする?
今年の夏もおそらく例年のようなイベント開催などは難しい状況になるだろうと思います。そのような中
今年の夏をどんなふうに工夫して豊かな時間を過ごすのか、そのヒントを他社員にご紹介いただきます。
● TOKYO2020(オリンピック・パラリンピック)
ネタ7)社会の動き
今年の夏、オリンピック、パラリンピックが開催されるかどうか見えない部分はありますが
タイムリーなイベントとして社内報に使わない手はありません。前回の東京大会からの社会の動きとともに
自社がどのように成長してきたのかを時系列で表してみましょう。
● 梅雨、傘
ネタ8)いつでも快適!雨の日コーデ
梅雨時期は、気分も沈みがちですよね。雨の日スタイルを上手に取り入れている社員に登場いただき、
持っているアイテムやファッションのポイントなどを解説してもらい、モチベーションアップの方法を
伝授してもらいましょう。
● 暑気払い
ネタ9)あなたのパワーソング
聴くだけで元気になる、力が湧いてくるパワーソングを他社員の皆さんにご紹介いただく企画です。
音楽ネタは世代を超えてみんなで楽しめることが多くオススメです。
● お中元
ネタ10)地域一番店!人気のワケを教えます。
全国に拠点が離れているような企業様の社内報では、地域ネタが非常に好評です。たとえば、地元で
知る人ぞ知るお店をご紹介いただきながら、地域の特長なども併せてご紹介いただきます。
拠点紹介ページと併せてもよいですね。
● ボーナス
ネタ11)「新入社員 初ボーナスで何を買う?」アンケート調査!
4月に入社した新入社員にとって、頑張って働いた初めてのボーナスは嬉しいものですよね。
初ボーナスをどんな風に使うのかをアンケート形式でまとめてみましょう。
● 芥川賞、直木賞(上半期)
ネタ12)オススメの一冊
本棚を見ると、その所有者の「人となり」が見えてくると言います。
たとえば、社長様、役員様にオススメの一冊をご紹介いただく企画を立てると、
普段直接話すことの少ない経営層のメンバーについて「人となり」を知れる機会となります。
新型コロナウイルスの影響で、残念ながら今年も例年のような楽しい夏にはならない可能性があります。
また、通常勤務に戻さず、テレワークを原則とする勤務形態へ本格的にシフトする企業も出てきています。
こんな時こそ、会社と社員、あるいは社員同士のコミュニケーションのスキマを埋める社内報の出番です!
企画のテーマを見つけられない時は、今回の記事のように季節の関連キーワードから考えてみると
新しい企画が浮かびやすいと思います。
ぜひ「夏」企画で、季節を感じる社内報を届けてくださいね。
上記以外にも今すぐに使えるデザイン事例集を『企画のネタ帳』としてご用意しています。
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