社内報のつくりかた
秋は涼しくなってくるため、屋外でも快適に過ごすことのできる季節といえます。暑い夏の時期に控えていた外出も、秋になれば気温を気にせず出かけることができるのです。また、食欲の秋・スポーツの秋などと言われるように、秋になると収穫やイベントも多くなってきます。
社内報のネタづくりのためには、イベントや映画、グルメなどの秋らしい情報を入手することが有効です。ここでは、読者を引き寄せる秋ならではのネタについて紹介していきます。
暑かった夏が終わり、秋は気温が下がってくるため過ごしやすい日が多くなります。しかし、社内報のネタとしては少なくなったりマンネリ化したりする時期でもあり、ネタに悩む担当者も多いことでしょう。そこで、暑い時期を過ぎたこの時期に、社内の安全に対する取り組みなどを取り上げることもできます。年末になると繁忙期に入り、事故やコンプライアンスの問題などが起きることもあります。その前に、予防を兼ねて安全についてなどを話題にしておけば、社員にとって有効な情報を提供することができるのです。
また、スポーツの秋として社内運動会などの行事を行う会社も多いでしょう。運動会や屋外のイベントが行われたら、その特集を記事にすることもできます。その際に、恒例で行われるイベントの様子をただ掲載するだけでは、いつも同じような記事になり、変わり映えがしません。そこで、視点を変えて準備の様子や練習中の風景などを載せれば、新鮮なネタが提供できます。そして、秋といえば収穫される食べ物も多く、グルメのネタを取り上げることも有効です。屋外のネタが増えるこの時期ですが、あえて屋内で楽しめるネタを取り上げるのも良いでしょう。文化系の同好会があれば、その活動報告を載せることで、社員の興味を引く記事を作ることができます。また、同好会の会員募集などを載せることも、同好会と社内報の、双方の活性化に繋がります。
秋は、収穫を迎える果実や野菜が多い季節です。この季節に新しく収穫した果実や野菜を使い、新メニューや限定メニューを出す店も多くあります。グルメ情報を取り上げる際にも、さまざまな工夫をすることで魅力的な記事を作り出すことができます。まずは、グルメ情報として美味しいお店の情報を載せたいところでしょう。しかし、その情報提供だけではインパクトが足りません。美味しいお店の情報に加えて、ランチの時間を利用して行ける場所や、社員食堂にあるメニューを取り上げることによって、より魅力的な記事を作り出すことができます。また、「他のお店に負けない、社員食堂のメニュー特集」などといったコーナーを作れば、社員の興味を引くことが可能です。
飲食店を紹介する場合には、記事を目にした人が訪れることを想定してマップや店舗情報について掲載しておくことが大切です。実際にその飲食店で食事をして取材をすることも可能であれば、さらに記事の中身を濃くすることができます。また食べ物に視点を置くのであれば、血行の促進に良いとされる食べ物や食欲増進・疲労回復に良いとされる食べ物など、食べ物の効能についてを話題にしてみるのもよいでしょう。健康志向の高い社員にとって、興味深い内容があれば社内報全体の記事を読むきっかけになります。そして、旬な食べ物であれば、料理の方法もさまざまなものがあるでしょう。料理が得意な人に原稿依頼をしたり取材したりして、レシピを載せることも興味を引く1つの方法です。食べ物によっては、食べ方のポイントなどを載せるのもよいでしょう。
秋になると、日に日に夕暮れが早くなります。「秋の夜長」といわれるとおりで、その時間は早目に帰宅をして自宅で過ごす人も多くなる季節です。読書の秋・芸術の秋と呼ばれるこの季節に紹介できるネタとして、本や映画を取り上げることで興味を引くことができます。仕事を終えてからのわずかな時間や、休日などのまとまった時間など、それぞれの状況に応じて読むことのできる本や映画の話題は、多くの人にとって興味のある分野といえるでしょう。記事執筆日現在でのベストセラー作品の紹介や、読書家として知られる社員おすすめのミステリー作品の紹介など、紹介の仕方を変えることによって記事にも興味を持ってもらうことができます。また、映画もジャンルや出演者・年代などに分けた紹介を行うことができ、記事を参考にして多くの人に観てもらうことができるでしょう。
本や映画の特集を行う際に、舞台となった場所や観光地の情報も併せて掲載すると、より魅力的な記事を作ることができます。可能であれば実際に出かけてみたり、プライベートで出かけた人に取材をしてみたりして、身近な情報として提供するのもよいでしょう。そのほかにも、映画や作品の中で主人公が食べたグルメを紹介すると、記事も楽しいものになります。また、映画や本は秋に限定したものを紹介することも可能です。タイトルやクライマックスのシーンなどで季節を連想させるものがあれば、秋に見たい・読みたい作品として紹介することで、今までにない視点で記事を書くことができます。
過ごしやすい気候である秋は、行楽のシーズンでもあります。そこで、行楽情報を取り上げることで社内報を盛り上げることができます。行楽情報としてまず思い浮かべるのは、家族や友人同士などで行くことのできるテーマパークや観光名所の情報でしょう。秋ならではの紅葉の名所も各地にあるので、情報提供しやすいネタといえます。社内報の記事であれば、家族連れの定番スポット特集や、友人と楽しめるスポット特集、特別に教える穴場スポット紹介など、紹介の仕方も工夫によって変化をつけることができます。さらに、実際に出かけた人の体験記などを載せることによって、記事に説得力を持たせることも可能です。
行楽で、特に定番スポットに出かける際には、混雑することも予想されます。そこで、社内報で観光地の混み具合やお得な情報などを提供すると喜ばれるでしょう。また、キャンペーンなどの情報提供も、読者としてはありがたいものです。この際にも、実際に出かけた人の体験談があれば説得力が増すことになります。もしも可能であれば会社の協力を得て、福利厚生の一環として会社の一部負担で割引券をプレゼントする方法もあります。社内報の企画を盛り上げるという意図と、その効果として社員が社内報に興味を持ってもらえることを説明できれば、会社に協力してもらうことも可能でしょう。社内報の充実は、社員同士の交流をもたらすことなどで会社にとって利益になります。また、会社として社員の目に見える形で行う福利厚生は大きな意味を持つものです。
秋に発行する社内報のネタは、一見すると多いように感じても、意外に季節の定番としてマンネリ化しやすい要素も持っています。定番のイベント情報をただ載せていても、見る側からは「ああ、またその情報か」と読み飛ばされてしまいがちです。そこで、情報はそのまま掲載せずに、場所やイベントにちなんださまざまな情報をプラスすることで、新しい情報として提供することが肝心です。視点を変えて特集を組むことで興味を引いたり、実際の体験談を載せて説得力を持たせたりすると、より魅力的な記事を作り出すことができます。誰もが知っているような記事では、社内報を読む立場からは価値のある情報とは言えません。新しい情報やお得な情報を入れながら、読者を引きつけるネタを工夫することにより、読む価値のある魅力的な記事が出来上がるのです。
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