社内報のつくりかた
2021.01.21
目次
この記事では、社内報取材を円滑に実施できるよう気をつけておきたいポイントをご紹介させていただきます!リアル取材でも、オンライン取材でも使える8つのポイントをしっかりおさえて、魅力的な記事を書きましょう!
一般的に取材、およびインタビューを行うにあたっては「準備8割、実行2割」などと言われており、事前の準備をやったか、やらないかで掲載する記事の質も変わってくると言われています。
「何から始めれば良いんだろう?」と考え込んでしまう方もいらっしゃるかと思いますが、事前の準備のポイントは大きく分けて3つになるので、是非、頭の中に一つひとつをインプットしてみてくださいね。
ではでは、早速・・・。
社内報で取材やインタビューを行うにあたり、読む側に何を伝えようとするのか?
まずはその点を明確にして、訴えかけようとするものの目的や狙いを整理してみてください。
これが出来ていないと、取材後、記事をまとめる際に内容にまとまりがつかなくなってしまう・・・という厄介な状況になってしまうこともあるので、注意です!
取材をさせてもらう社員や事業所など、取材の対象となるモノや人の情報を事前に調べておきましょう!
行った先で色々と聞けばいいかな・・・なんて思ってしまうこともあるかと思いますが、そうなってしまうと質問の内容自体、どこか的を外したものになってしまい、本来聞き出したい事項だったり、その人の良さを引き出すことがなんら出来ないまま終わってしまったり、と言う残念な結果に陥ることも考えられます。
自分なりに調べて、知っておくことで、取材をする側も興味や関心を向けて、聞ききたい!や教えてほしい!などの思いが生まれ、自然と「聞き出す」という姿勢になれることでしょう。
取材やインタビューは質問が命です。
その場で考えついたことを聞いていく、ということを案外やりがちです。しかし、その場で自由に発言をする座談会や対談などとは異なり、取材の場合は、企画の意図や伝えたいこと目的や狙いが明確にあります。読み手にしっかりと「伝える」ためには、事前に内容の道筋を考慮し、引き出したい回答に対する質問を立てておきましょう!
「次に何を聞こう?」と考えているうちに無言の時間が続いたり、支離滅裂な質問がつづき、取材の対象者に不安感を与えることにもなりかねないので、要注意です!可能であれば、取材対象者に「事前ヒアリング」を行ったり、事前に「質問事項」を渡して、取材前の想定をお互いに立てておく、ことも良い取材をするための近道にもなります。
以上、上記の3ポイントを押さえ、目的が明確になっていて、下調べがきちんと出来ていれば、聞きたいと思う質問事項も自然と出てくるようになると思います。
逆に質問したい事項がなかなか出てこない・・・という状況に陥った場合は、目的があいまいだったり、事前調査が甘いと言う可能性も考えられますので、その際はもう一度、ポイント①に戻って、準備を進めなおしてみてください!
当日の取材シミュレーションを行うことは、取材時にスムーズに対応が取れるようになるだけでなく、掲載しようとする企画や記事の内容の質を上げることにもなるので、是非トライしてみてくださいね! 案外やっておくと、取材をすることへの自信にもつながっていきますよ!
事前準備では「準備8割、実行2割」と言うポイントを挙げて、説明をさせていただきましたが、取材本番は実際の動きが重要なポイントとなります。
取材本番のポイントは全部で4つ!
アポイントを取る際や事前の書類送付などで、今回の取材意図を伝えていると思います。そうであっても確実に認識されているか、その場で手短にお伝えするといいでしょう。実際、取材に応じてくれる方は忙しい方も多いので、再度の確認を含め趣旨を伝えることですんなり取材を開始することが出来るようになります。
事前準備のところで伝えたように、事前に何を聞こうか、企画の趣旨を踏まえ、質問項目をまとめておくと取材がスムーズに進められます。取材本番では実際にその質問に対する回答を引き出すことが一番お仕事となりますので、まずは焦らず、相手に質問内容をしっかり伝え、漏れなく聞き出すことに注意していきましょう。
取材漏れは後の原稿作成が難しくなり、最悪の場合は再取材をしなくては・・・なんていうことになるため、気をつけておきましょう!
取材の際はレコーダーやボイスメモで録音している方が多いことでしょう。このため、メモをとらなくても大丈夫・・・と油断してはいけません!取材本番中に要点や重要な単語をその場でまとめておくと、原稿作成の際に、構成を作りやすくなるという利点があります。取材本番中は、要点やポイントをしっかりとメモしておきましょう。
せっかく原稿を作っても、読者に「何のことを言ってるのだろう?」と思われてしまっては何の意味ありません。職位、人名だけでなく、会社名、製品名、地名など、聞き出したものは明確に押さえておきましょう。わかりにくいものは本人に書いてもらう、ということも重要ですね。ちなみに、知ったかぶりは厳禁です!
取材を円滑に行うための秘訣というところで、最後は取材後に気をつけたいポイントをご紹介させていただきます!
「ん!?それって当たり前のことじゃない?」って思われるかもしれませんが、その当たり前のことが重要なポイントとなってくるのです。取材時から時間が経ってしまうと取材で感じた臨場感やリアル感が薄れてしまったり、せっかく聞き出した情報を書き漏らしてしまったり、となんとも残念な状況に陥ってしまう恐れが出てきます。
メモを取ったり、レコーダーを使用して録音をしたり…貴重な時間を使って得た情報を、いかに鮮度を保たせながら、読者へ届けるか、それが社内報の善し悪しを決めるポイントにもなってくるので、ぜひ取材後はすぐに原稿作成に移行する、ということに慣れていきましょう!
社内報の取材は、役職が高い方や日常で交流がない方と話すため、緊張してしまう場面もあるかと思います。しかし、事前の準備と取材時のシュミレーションを行っていれば、うまく進行させることが出来るようになるので、是非、ネガティブに捉えずに楽しむ気持ちで取り組んでみてくださいね!
※この記事は過去の記事を加筆したものです。
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