社内報のつくりかた
ディレクターのマサオです。社内報を印刷物で発行されている担当者様は必見!「印刷知識」をテーマとして毎度色々とネタをご紹介しております。
第11回目は「印刷工程 〜刷版(プレート)出力〜」です。今回は印刷工程シリーズ第3回目「刷版(プレート)出力」に関してご紹介していきたいと思います。
印刷の知識を持っている人でないと、「刷版(さっぱん)」といわれても何のことやら…わからない方がほとんどかと思います。実はオフセット印刷の工程では、「刷版」は無くてはならない存在なのです!!
刷版とはオフセット印刷の際に使用する印刷用の版のことです。
PS版というアルミ製の板を使用し、面付けされた印刷用データをこの板に焼き付けていきます。
※もう少し分かりやすく言うと、印刷するための判子(はんこ)のようなもので、朱肉にあたるインキが刷版につくことによって用紙に印刷されるのです。
焼き付け方法としては、コンピューターで面付けされたデータをCMYKの4色に分解し、プレートセッターと呼ばれる機械を使用し、データを焼き付けていきます。
※コンピューター上で処理を行い、板に焼き付けるため、CTP(Computer to Plate)という名称で呼ばれています。
青い部分が削り落とされ白くなっているのがわかりますでしょうか?
この青くのこった部分が実際にインキがのる部分となります。
4色での印刷の場合は一回の印刷でCMYKの計4枚版を出力することになります。
※刷版は片面のみの出力になるので、冊子などを両面作成される場合は4枚×2の8枚出力します。
いかがでしたでしょうか?
印刷をするためには刷版は必要不可欠な存在です!覚えておきましょう!
次回は印刷工程第4回「印刷(オフセット印刷)」についてご紹介していきたいと思います!
乞うご期待ください!
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