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社内報のつくりかた

【社内報撮影基礎】社長や役員を撮る時のポイントとは

2020.12.13

2017.05.11

こんにちは、nemoです。

外を見れば爽やかな風の吹く、新緑まぶしい季節になってきました。
せっかくのこの気持ちのいい季節を社内に閉じこもるばかりでなく、肌でも味わいながら、心のリセットをするといいかもですね。ぜひ頑張ってまいりましょう!

ということで、今回は6月に株主総会を控える企業も多いなか、社内報への報告掲載に合わせ、社長や会長、役員などのポートレート撮影をしなくては、と準備に取り掛かっている方も多いのではないかと思いますので、その撮影の際に参考にしていただきたいポイントをご紹介したいと思います。 

撮影前のやるべき準備

社長や会長、また役員など、会社の経営を担う方々はまず「忙しく、時間がない」という点が共通で挙げられることでしょう。忙しい合間を縫って時間をつくっていただいているということで、撮影時はスマートにことを進めることが最重要となります。

そのため、まずは撮影の対象者に対しても、この流れで撮影を進めますという内容共有を行うために「香盤表」を作成されることをおすすめします。香盤表を作るということは撮影の順序を表すのはもちろんのこと、時間や撮影場所など、事前に撮影の絵作りをしておかなくては作ることができないという状況に必然的になります。どのような写真を撮らなくてはいけないのか、またそのためにはどういった環境作りをしておかなくてはいけないのか、そのようなことをしっかりと思い描きながら、当日の進行を事前シミュレーションしていただければと思います。

そうすることによって、余計な心配はなくなり、撮影本番を緊張感たっぷりに迎える状況もある程度軽減されることにもなりますので、ぜひ香盤表の作成を心がけていただければと思います。 

撮影時のひと工夫とその注意点

どのような掲載の仕方にするかでその撮影状況は大きく変化するものと思いますが、まずは社長や会長、役員クラスの方々を撮影するにあたっては、パッと写真を見た時の印象をどれだけ良いものに高めてあげるかがポイントとなります。

1)一人ひとりのポートレート撮影

そのためには「身だしなみ」と「姿勢」のほか、「雰囲気」といったものに注力することが一番となることを頭に入れておきましょう。これがポートレート撮影の際のひと工夫につながるものになります。

「身だしなみ」

ちょっと意識をすればすぐに整えられるもので、ネクタイや襟元のよれ、また髪形や眼鏡をかけていらっしゃる方であれば、その眼鏡の高さといったところが例に挙げられます。まずは撮影の際、冷静になって見た目を整えてあげることを忘れずに覚えておきましょう。

注意のポイントとしては、ただ無言で手直しを入れるのではなく「ネクタイを直させていただきます」など、整える個所を言葉に出して伝えること、また整えることに集中してしまい、貴重な撮影時間を無駄に使ってしまわないことです。整える個所を言葉に表すということは、被写体に対して、動かずにいて欲しいという意図が伝わりやすくなりますので、ぜひ実践してみてください。

「姿勢」

猫背気味の方や撮影を意識してしまい胸を張りすぎてしまう方がよくいらっしゃいますので、まずは被写体に対して「腕を広げて深呼吸をしてみましょう!」そしてそのあとに「軽く肩甲骨を寄せるイメージで背筋を伸ばしてみましょう」と声をかけてあげましょう。そうすることにより見た目に自然な姿勢へと整えてあげることができるようなります。

また立っての撮影の場合は、カメラに対して真正面を向いていただくのではなく、まずは足元からカメラに対して45度斜め方向を向いた立ち位置にして、お顔だけ正面を向いていただくように指示を出してみます。身体だけを斜め方向に向けると被写体に動きや奥行き感を与えることができるので、それだけで印象の違いも引き出すことが叶うようになります。

注意のポイントとしては、声をかける際に焦って早口になりすぎないことです。早口で指示を出すと自然と被写体にも力が入り、思ったような姿勢に整えることが難しくなるので要注意。ゆっくりとした口調で話しかけることに留意しておきましょう。

「雰囲気」

これは誰もが苦手とするポイントではありますが、こちらが意図して作り出すことのできるものもありますので、その点をひと工夫としてご紹介させていただきます。 

それは[光をよむ]ことです。光といっても太陽からの自然光、また建物内であれば室内を照らすライトなど、さまざまですが、まずは被写体を立たせようとする場所にどこから、どの光が当たっているかを確認することです。被写体の光の当たる場所、また光が当たらず影となる場所がどこにあるか、これはテストカットを撮りながら確認いただけばと思いますが、基本はお顔に光がしっかりと当たる場所を探す、また場合によっては光の光源方向にお顔を向けるよう指示することが雰囲気づくりの第一歩となります。

またさらにのひと工夫というところで言えば、敢えて陰影を引き出すということが重要なポイントになります。すべてを明るく写すのではなく、影を与えることで全体に立体感、また臨場感が加わることを覚えておきましょう。例としてスタジオで撮影した写真のほか、敢えて自然光のみにて撮影をした屋内撮影の写真を参考にご覧ください。 

注意のポイントとしては、立ち位置に対して真正面からあたる光をメインとするのではなく、斜め方向からあたる光をメインとすることが重要となります。真正面からの光を強めるとお顔の凹凸が変わりにくくなり、のっぺりとした印象の写りになってしまうので、ご注意を。

 

001

▲スタジオにて斜め方向からの光をメインとしたライティング

 

002

▲室内等を消して自然光のみで撮影

 

2)みなさん揃っての集合撮影

集合写真の撮り方についてはこれまでもご紹介をさせていただきましたが、今回のひと工夫に関しては、仕上がりの良さを引き出すためにという点でのコツをご紹介させていただきます。

それは水平・垂直を意識した構図を意識することです。三脚を使わずに手持ちの状態で撮影をせざるを得ない状況が多々あるかと思いますが、手持ちの場合、撮影後のデータを確認するとなぜか右下がりに傾いてしまっているなんてことがよくあります。原因としては、カメラを持つ腕をしっかりと脇につけて固定していないやシャッターを押す際に傾いてしまうということなどが考えられます。

それらを簡単に解消するためにというところで、ファインダーを覗いた際に被写体の様子や表情に注意を払うだけでなく、背景に移る壁と天井の境目となる線や柱などを目安に水平・垂直を保持するということです。ガイドラインを見つけて撮影することで、安定した仕上がりとなりますので、ぜひこれは実践してみてくださいね。

注意のポイントとしては、水平・垂直を保持した後に念のため、上下の余白のバランスも見ておくとよいでしょう。足元の方に余分なスペースがあると全体の見た目に窮屈感が生まれたり、上部方向に余白が生まれると余分な写り込みが増えたりすることもありますので、ぜひご注意ください。

 

003

▲窓枠のラインを目安に水平・垂直を保持

まとめ

普段の撮影方法はそのままに、ちょっとした意識や知識がプラスされるだけで写真の写りや仕上がりは大きく変わるものです。今回ご紹介した撮影の際のひと工夫も特段に難しいものではなく、慣れてしまえば簡単なものでもあるので、ぜひこれから迎える撮影に活用いただけると幸いです。

それでは次回をお楽しみに。

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