社内報のつくりかた
みなさん、自社の商品やサービスについてどれぐらい詳しく知っていますか?「語ろうと思えばいくらでも語れるよ!」という方もいらっしゃるかと思いますが、意外と「実はそんなに詳しく知らない・・・」という方もいらっしゃいます。企業の規模や事業領域が大きくなればなるほど、自社の商品について詳しく知らないスタッフも出てくることでしょう。
そこで今回は、「自社商品を社員に伝える」という社内報の企画内で効く小ワザを紹介していきます。
自社の新商品やサービスはもちろん何かしらの形で社内外にPRされていることでしょう。しかし、それはあくまでお客様向け。その商品・サービスを生み出す環境を作っている社員向けには、違った切り口で商品紹介をしてみてはいかがでしょうか?
新商品を生み出すまでには、短くない時間が費やされていることでしょう。数か月、数年単位など様々かと思われますが、その新商品の企画が持ち上がった時期はいつなのか?その商品が生まれることになったきっかけは何なのか?どの部署の、誰が関わってきたのか?
・時間
・課題やテーマ
・部署や人
などを絡めることで、商品の表面的な情報だけでなく、奥行きのある情報を読者に伝えていきましょう。
例えば、自動車を例にして考えてみましょう。
写真を多用することは、社内報の誌面は華やかにし、多くの情報を読者に伝えることができます。でも印象に残らず、意外とあっさりとページをめくられてしまうこともあります。
そこで、意図的にメインの商品を「イラスト」や「シルエット」などで表してみます。 すると読者は、いつもと違う表現方法に、一瞬「おや?」と視点を止めるハズ。この「おや?」が、読者の興味を引く第一歩となるのです。
また、イラストは、写真では表現しにくい断面図的な見せ方できるなど読者の理解を深めるツールの一つです。ぜひ有効に活用してみましょう。
新商品が世の中に出るまでには、多くの試行錯誤の連続があったことでしょう。そんな作り手の苦労を誌面に加えることで、その商品への関心を深めることもできます。その方法として簡単なのは、上記の誌面に商品開発に関わった社員を登場させて、制作の「苦労」を伝えてみるのです。
苦労というのは、出来上がった商品からは見えにくいもの。
★どんな点にこだわって作ったのか?
★失敗した、躓いたことはあったのか?
★それを誰とどのように乗り越えたのか?
★完成した時にどう思ったか?
など、商品開発のウラ話は、営業さんがお客様に商品を紹介するときの話題になったり、次なる商品やサービス開発のヒントになるかもしれません。
社内報だからこそできる自社の商品やサービス紹介をすることで、多くの社員に理解して関心を持っていただけるきっかけになれば幸いです。
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