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社内報のつくりかた

「照明」を選ぶ時に何処をみる?

2018.11.06

2017.07.06

こんにちは!takaです!社内のインテリアには、皆さんそれぞれのこだわりを持ってデスクや照明などのアイテムを選択されていると思います。 
昔はオフィス家具というと、グレー主体で丈夫さが売りの地味なものばかりでしたが、 現代は、北欧デザインの物など、機能的でおしゃれなアイテムが選択できるようになりました。

照明機器に関しても、様々種類のものが安価な価格から購入できるようになり、 ランプの種類も、従来の電球や蛍光灯にLEDが加わり様々な種類の物が選択できる様になってきました。

今回は、「色」を見る上で、大きな影響を与える「照明」のお話しをしたいと思います。

照明ランプは、明るさだけなく「色」も様々な種類が選べるようになって来ました。 蛍光灯だけでも、最も一般的な「白色」の他に、太陽に近い自然な光を再現した「昼白色」、太陽光より青が強く、スッキリした印象の「昼光色」、夕方の日光の色「温白色 」の他に、暖かみのある電球の光を再現した「電球色」、などから好みに合った光色を選択することが出来ます。

LEDランプの発売当初は、価格も高価で色・形式のバリエーションも少なかったのですが、現在は価格も手頃になり、形式や色味に関しても様々なものが販売されています。
色味のラインナップも、蛍光灯と同様に「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」と一通りのものが入手できるようになりました。

この様に白色光ランプには様々な色がありますが、これらの色の違いは「色温度」という尺度であらわされます。単位はケルビン(K)で表され、前記の5種に関してはおよそ3000Kから6500kの範囲に含まれます。

色温度(K) は、数値が高くなるほど青みがかり、低くなるほどオレンジ色が強くなります。 昼間の太陽光は、約5,500K(ケルビン)、朝日や夕日は約2,000K程度と言われています。

 

図1

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室内を温かみのある部屋にしたい場合はケルビンの低いランプを、涼しげなスッキリした印象の部屋にしたい場合はケルビンの高いランプを選択してみてください。

ランプ性能を表す尺度は色味の他にも、幾つかの数値があります。

明るさは、ルーメン(lm)という単位で表されます。 ルーメンと似ている単位でルクス(lx)というものもあります。 この二つの違いは、ルーメンが「照明器具そのものが発する明るさを示す単位」なのに対し、ルクスは「光に照らされた面の明るさ」を数値で表したものです。 
ルクスは、光源からの距離や他の光の影響など、測定条件が変わると数値が変わってしまうため、 ランプ等の照明器具のスペック表では、ルクスではなくルーメンの値が記されているケースが多くなっています。

とは言え「明るさ」の単位で「ルクス」と言われても?という方も多いのでは無いでしょうか。 私も、昔は電球や蛍光灯を購入する際は、「ワット(W)」を目安に購入していました。 実はこの「ワット」は「明るさ」 ではなく「消費電力」を表す単位です。 

蛍光灯と電球が主流だった時代は、「ワット」 の大きさと「明るさ」が比例していたので「ワット」が明るさを判断する基準として定着していた様です。 LEDなどのワット数が低く、ルーメンの高いランプが販売される様になり、「ワット」で明るさを判断することが出来なくなり「ルーメン(lm) 」が主体となって来ているのだそうです。ちなみに、一般電球の60W形の明るさは810ルーメン(lm)といわれています。 

この様にランプの性能を表す単位には、色温度を表す「ケルビン(K)」、 消費電力を表す「ワット(W)」 、明るさを表す「ルーメン(lm) 」などが有りますが、この他に「色」を見る上でとても重要な尺度があります。

これまで、あまり耳にしたことがないかもしれませんが「演色性(Ra)」という指標です。
「演色性」とは、光で物体を照らすときに、自然光が当たったときの色をどの程度再現しているかを示す数値のことです。単位は「アールエー(Ra)」で表され「Ra70」のように数値の前に単位をつけて表されます。

Ra100の場合は、自然光が当たったときと同様の色を再現することになります。 「演色性」の低いランプで物を見た場合、「自然光が当たったときの色」とはだいぶ違う色に見えることになり、「演色性」の高いランプでは、「自然光が当たったときの色」に近い色で見えることになります。

太陽光自体も時間や天候によって変化をするものなので、光には厳密に何が正解というものはありませんが、偏りのない色判断をするには「自然光」で見ることが望ましいと言えます。

照明ランプの「演色性」を高いものを選択した方が、「自然光が当たったときの色」に近い色で物を見ることができる様になります。

蛍光灯では、Ra99の様なほとんど100に近い製品も以前からありましたが、LEDの発売当初は、Raが80以下の製品が大半で、高演色性の物は少なく非常に高価でした。近年はRa90以上の製品も手ごろな価格で購入できるようになって来ています。 色を確認する仕事を行っている職場では、Ra90以上のランプを使用するとことをおすすめします。

美術館など、展示物の色の再現が非常に重要な施設では、平均演色評価数はRa95以上のランプが使用されているそうです。

単純に色を見るという意味だけでなく、「演色性」は健康にも影響を与える様です。 JIS(日本工業規格)では一定の基準を設けていて、これによると、「Raが80未満の光源は、仕事したり、長い間滞在する室内では使用しないことが望ましい」とされています。
健康にも影響するそうなので、「色なんて見ないから演色性なんて関係ない」という方も、照明の交換をされる際は、「演色性」を検討項目の一つに加えてみてください。

こういった話を担当者としていると、「そうは言っても製品を使用する環境光は自然色と全然違うんだよね」という意見が良くあります。以前はそのような個々の環境に合わせた状況を再現することは難しかったのですが、近年の技術進歩によって「色温度をコントロール」することも可能になって来ています。

明るさを調整する「調光システム」は以前からありますが、最新の「マルチ調光調色システム」では明るさだけでなく「色温度」(ケルビンk)も調整できるようになっています。
明るさ(ルーメン)と色温度(ケルビン)の両方を変えられるので、殆どの環境光を再現することができます。

「毎日違った照明で気分を変えて仕事をしたい」という方にもおすすめです。 

今回ご紹介させて頂いた数値を気にして頂いて、ランプの選定をして頂けるとより希望に近い「光環境」を手に入れて頂けると思います。

今度ランプを選定される際には、スペック欄のRa、k、lmの数値を少し気にして見てみてください。

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