社内報のつくりかた
こんにちは。Rindaです。
最近は多くの企業でCSR活動などが行われています。社内報でその活動報告をする機会もよくありますよね。
よくありがちなのは、「○月○日に●●●●が実施されました!」というお題のもと、イベントの内容と写真を事実ベースで報告する形式のもの。それだけでは少し物足りないように思います。
そのイベントに参加した人は「知ってるよ」とスルーしてしまいますし、参加しなかった人も「ああそうか」で終わってしまいます。やはり、記事として作るのであれば、読後に何かを残すことを目指さなければなりません。
CSR的な活動報告で社員のほとんどが関係していないということはありがちです。自分に関係のない情報は、よほど興味関心のある内容でない限り、なかなか読む気にはなりません。
ですので、こういったトピックスを記事にする場合は、
・このイベント(もしくは取り組み)の目的は何なのか
・これが会社に、社員にどう関係しているのか
・参加者あるいは社内からどんな反応があったのか
・参加した人たちのコメント(感想や参加して得たことなど)
も併せてきちんと伝え、「自分にも関係している」と思わせることが大切です。
先日、会社のイベントで盲導犬育成のための募金活動に参加する機会がありました。今回は普段のコンテンツと少し異なりますが、この活動を題材にイベントレポートや活動報告のポイントを考えます。
「盲導犬応援活動」は、私たちの会社で2013年から継続している社会貢献活動の一つです。日本盲導犬協会と協力し、主に盲導犬育成募金の呼びかけや啓発活動のお手伝いを年間2~3回行っています。当社とグループ会社の中から公募で参加者を募り、毎回10名前後の社員が参加しています。
この活動は、当社の社長が電車の中で1頭の盲導犬を見て感じたことからスタートしています。
電車に乗り込んできた盲導犬は人にピタッと寄り添い、通りすがる人や電車の音などにも影響されずに「ジーッ」とお利口にしていました。最初は“この犬は偉いな~”なんて思いながら見ていたそうです。しかし、次第に目が見えない人の方に注目するようになり感じたことは、目の見えない人に対して「私たちの仕事って無力なんだな」ということでした。
趣向を凝らしたデザインも
心にぐっと刺さるコピーも
色彩豊かな写真も
どれもが“目が見える”ことを前提にしています。
そんな仕事をしている私たちだからこそ、目の見えない人たちを支えていこうという想いで始まった活動が「盲導犬応援活動」です。
今回の「盲導犬育成のための募金活動」は東京ビックサイトで行われたイベント内で、募金の呼びかけやパンフレット配布を行うボランティアでした。
参加した社員は平社員から役職者まで様々な立場の7名。
多くの来場者が行きかう喧噪なかで、10時~13時までの3時間、募金箱やパンフレットを手に募金の呼びかけを行います。人のざわめきにかき消されないように、普段はめったに出さない大きな声を出すと、1時間も経たないうちに声がかれてきます(笑)毎日の仕事はデスクワークで、仕事中の9割はパソコンと向かい合っている私は、立っているだけで腰や脚が痛くなってきます。。。
こんな身体的には辛い状態であっても、自分の呼びかけた声に気づき立ち止まって興味を持ってくれる人、遠くからまっすぐに歩いてきて募金をしてくれる人、一度私たちの前を通り過ぎたけれどお財布を取り出し、くるっとターンして募金をしてくれる人などがひっきりなしに来てくれることで、嬉しい気持ちが続きます。中には「おつかれさまです」「がんばってくださいね」と一声添えてくれる人もいました。こうした多くの人の善意に触れていると、自然と自分の口から出る「ありがとうございました」という言葉に気持ちが入ります。
私たちの会社のWAYの中には「貢献活動を通し、地域や社会から信頼される良き企業市民である」ことを表明している一文があります。
もちろん日頃の仕事でも、利害関係者の役に立つ活動を行っていますが、普段の仕事とは違う側面を持つ「盲導犬応援活動」もWAYにつながっていると感じることができます。“目が見える”ことを前提にした仕事をしている私たちだからこそ、微力ではあっても継続していきたい活動です。募金以外でも、社内に設置されている自動販売機で飲み物を購入すると1本あたり2円が盲導犬育成支援に寄付される仕組みもあり、社員の誰もが気軽に参加できます。
この募金活動で、「当たり前」のなかに埋もれて気付けなかったことに意識を向けることができたり、誰かの役に立つことの純粋な嬉しさを実感できたり、と個人的に得るものがあった週末でした。
最近は多くの企業でCSR活動などが行われ、社内報でその活動報告をする機会もよくありますよね、という冒頭にもどります。
・このイベント(もしくは取り組み)の目的は何なのか
・これが会社に、社員にどう関係しているのか
・参加者あるいは社内からどんな反応があったのか
・参加した人たちのコメント(感想や参加して得たことなど)
も併せてきちんと伝え、「自分にも関係している」と思わせることが大切です。
単に事実の記録というだけではなく、読者に何かしら伝わる記事を目指していきたいですね。
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