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社内報のつくりかた

社内報のマンネリを防ぐデザイン指示の出し方とは?

デザインの指示するとき、社内報担当者のみなさんはどのように依頼していますか? 前回の記事で書いた通り、「適当に、キレイにカッコよくしてください」となっていませんか?

細かくはデザイナーさんにお任せするとして、編集者の役割としてはデザインの方向性を示してあげることが重要です。

「いい」と思ったものはファイルしておく

デザインの方向性っていっても、どんなことをすればいいのかわからないという方も多いと思います。そこでお勧めしたいのが、デザインのサンプルを集めるという方法です。

この冊子のデザインはいいな。何かに使えそうと思ったら、とにかくファイリングしておいて、デザインの打ち合わせや発注の時に、デザイナーに見せて思い描く方向性を共有するためのツールとして使いましょう。

今は、社内報をはじめ、会社案内や株主通信、アニュアルレポートやCSRレポートなどのPDFがホームページで公開されています。その中で使えそうなものでダウンロード可能であれば、ご自身のパソコンの中にいれておきましょう。Webデザインであれば、URLをブックマークしておくという方法もあります。

また印刷物の場合には、社内にスキャニングしてPDFとして取り込むことができるマシンがある場合は、同じようにPDF化してファイリングしておけば、かさばる心配もありません。

さらにおススメしたいのが、Pinterest(ピンタレスト)やTumblr(タンブラー)といったビジュアル系のアイディアを見ることができるSNSです。その中で、キーワードで検索していけば、参考になるビジュアルをいくつもみることができます。Pinterest(ピンタレスト)は、多くのプロのデザイナーの方が参考にしているSNSですから、一度覗いてみてはいかがでしょうか?

このようにして、いくつもデザインサンプルを常に手にしていれば、このような時には、こんなデザインの方向性をお願いしようといったことが、皆さんの中で方向性として固まってくるはずです。
デザインサンプルは、取り回しが楽になり、紛失などのトラブルもなくなりますので、デジタルデータにしておいた方がいいと思います。そして、スマホで見ることができるようにしておけば、スマートにデザインの打ち合わせを終えることができるでしょう。

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デザイナー脳を持とう

多くのデザインサンプルをファイルしていくと、「ウチの会社に合うデザイン」とか「あの上司が好きそうなデザイン」といったものが少しずつわかるようになります。社内で上司を交えて、サンプルを見ながらデザインの方向性を決める打ち合わせをしていると、比較的スムーズに決まるデザインやカラーリングには、必ず共通項があるからです。それが見えてきた時に、ぜひやっていただきたいのが、その共通項を明文化することです。

例えば、

「青を基調としたカラーリングで、角々がシャープなものが好き」とか
「温かみのある暖色系で、イラストを主体としたものがよさそう」など。

デザインのどの部分が好みなのか、会社のイメージに合っているのかということが、言葉で共通認識できるようになってくると、よりデザインへの理解が深まってくるはずです。

このようなことをしながら、自社に合うデザインというものがわかってくると、色彩学やレイアウト、タイポグラフィーなどという、アカデミックで専門的な知識がなくても、あなたは既にデザイナー脳に持っているといえるでしょう。

実は、多くの制作会社のディレクターやプランナーは、デザインについてきちんとしたアカデミックな勉強をしてきていません。デザイナーでも、ほとんどのデザイナーは、学制時代にイラストや漫画を描いたり、写真を撮ったり、SNSに投稿したりという制作活動に一生懸命取り組んでいて、アカデミックな勉強を極めているかといわれると、そうではない人も中にはいます。

もちろん、アカデミックな専門的な知識も大切ですが、アートではない商業デザインの場合は、クライアントと共通認識をもつ感性、それを端的に表した言葉を生み出すことの方が重要なのです。それができないとデザイナーは、アートディレクターやクリエイティブディレクターといった段階を上がることができません。なぜなら、そのようなクライアントとの共通認識をもつことができないと、部下に指示を出して作業を進めたり、指導したりすることができないからです。

もちろん、企業の担当者である皆さんが、そこまでデザインの奥義を究める必要はありません。しかし多少デザイナー脳を持つようになると、社内報の仕事もスムーズに進められ、ちょっと新たなデザインの方向性へのチャレンジをすることもできるようになります。

それは、きっとあなたのプライベートも豊かにしてくれるはずです。
思い通りのデザインに仕上がるようにぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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