
社内報のつくりかた
2015.07.31
こんにちは、アシスタントディレクターのちっしーです!
今回注目したいのは、ずばり「、」と「。」。
読点と句点です。
句読点は、内容を整えたり、読みやすいリズムを作るのがお仕事です。
普段は気に留めることもない記号ですが、使い方をちょっと意識するだけで、読み手に与える感情をコントロールできるんです。
使われている数が多いと、じっくりと間違いのないように語る、正確に伝える、あるいは反面ぎこちなさも感じさせます。
逆に少ないと、急いでいる、伝えたいことがたくさんある、という切羽詰まった印象を与えます。
このあたりは、声に出して話すときと同じですね。
句読点の動きによって微妙に変化するニュアンスを、例文で確認してみましょう。
パターン①
『わが社にとって社内報の目的は、社員同士の結束を強め会社への帰属意識を高めることです。』
パターン②
『わが社にとって、社内報の目的は、社員同士の結束を強め、会社への帰属意識を高めることです。』
なんとなく、伝わるでしょうか?
パターン①では、結束と帰属意識は急務なのだ!という、前のめりで積極的な意欲を感じます。
パターン②では、ゆっくり確実に目標を達成しよう、と腰を据えて取り組む様子がうかがえますね。
読み手は無意識に、書き手の声や表情を想像しながら読み進めていきます。
文章においてはリアルな声のトーンや表情を使えません。そのぶん、文字のひとつひとつ、記号のひとつひとつに神経を張り巡らせましょう!
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