社内報のつくりかた
日差しが心なしか穏やかになり、次の季節へ移り替わっていくのが肌で感じられます。
大海原を行く豪華客船の旅人は、舳先に立ってこの先進む方角を眺めるか、あるいは船尾側で今まで進んできた方角を眺めるか、どちらかに分かれるそうです。
新たにくる春を心待ちにするか、過ぎ去っていく冬を懐かしむか、あなたはどっち派?
こんにちは、花粉にやられてちょっと思考がおセンチになっているADちっしーです。
今日のテーマは、箇条書きをうまくまとめるコツ。
どういうことかと申しますと、例えば、こんな文章があるとします。
『今日はいい天気だった。お昼ご飯は公園で食べた。公園では子供たちが走り回っていた。云々…』
『~た。』の繰り返し。つまり、情報の箇条書きです。メモみたいなもの。
たまに海外文学の翻訳版で、こういった文体が延々続くものがありますが、あれを読み続けるストレスはかなりのもの。たいていは途中であきらめてしまいます。どれだけ内容が興味深いテーマでも、単調なパターンが続くと、人間やっぱり飽きてしまうのです。
『た。た。た…』な文章を脱却するために必要なコツを、3つご紹介。
『今日はいい天気だった。お昼ご飯は公園で食べることにする。公園では子供たちが走り回っていた』
真ん中にひとつ、『する。』という感情のこもった語を置くだけで、トントントン、とリズムができます。
『今日はいい天気だったので、自然と足が公園に向かった。お昼ご飯は公園で食べることにする。公園では子供たちが走り回っていた』
例えば、『今日はいい天気』と『お昼ご飯は公園』の間に、どんな心の動きがあったのか。思い返して、間をつなぐ接着剤にしましょう。
なんでそこへ行ったの?を説明してみるだけで、ぐっと厚くなります。
『今日はいい天気だったので、自然と足が公園に向かった。お昼ご飯は公園で食べることにする。公園では子供たちが走り回り、楽しげな声を上げていた』
なんかもう素敵な一場面です。冒頭の箇条書きが嘘のよう。
実際ひとは会話をするとき、相手が話す内容よりも、顔色、声音、動きに印象を強く受けるのだそうです。文章を書くときにも、こういった五感を感じさせる言葉を入れてみると、読者への印象付けに繋がるのです。
とっても簡単だけど、効果抜群のこの3つのコツ。
箇条書きにしてしまいがちな方は、ぜひ、意識してみてくださいね。
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