社内報のつくりかた
初めまして、こんにちは!今回が初ブログです!
アシスタントのiisatoです。
編集や校正など文章を扱うお仕事をしていると、記事やインタビューなど、文章を要約しなければならない機会があるかと思います。要約は元の文章があり、それを短くするだけ!と思うと一見簡単そうですよね。ところが、全然そんなことはないのです。
今回は、文章を要約する際に私が気を付けていることを書きたいと思います。
私は大学時代のゼミで、数十ページに及ぶ研究論文をA4一枚に要約するという課題をやりました。上手くできたぜ!と思い、意気揚々とゼミで発表したところ、当時の指導教官にこっぴどく叱られました。。。読んでも内容が理解できないと。それはそれはショックでした。
当時の私がやったやり方はこうです。
まず、文章を一読します。そして、その中で使えそうなセンテンスをピックアップし、ただ並べるだけ。
文章を要約してくださいと言われると、上記の方法をとる方もいるのではないでしょうか。しかし、その方法だとセンテンス同士の意味がつながっておらず、内容的にはなんともちぐはぐな文章ができあがるのです。
一見すると文章になっているので全く意味が通じないわけではなく、なんとな~くは読めてしまうのですが…。ただ、その文章を読んでしっかりと内容まで理解できましたか?と問われると、う~ん……となることが多いと思います。
文章はきちんと人に「伝わること」が一番大切です。
要約文においては、抜粋センテンスの羅列ではなく、自分で理解して改めて文章を短くまとめ直すことが重要です。いるいらないの選別ではなく、全部を咀嚼してギュッと濃縮するイメージです。その方が、格段に意味の流れが通っている文章ができあがります。例えばその際、文章が膨大だとなかなか難しいと感じるかもしれません。
そんな時は、章ごと、もっと細かく区切るなら段落ごとに要約していくとやりやすくなります。そして、「~ということ」、「~だと思います」などの抽象的な言い回しを断定的な言い方に変える、字数のある言い回しを同じ意味のもっと短い言葉に言い換えるなど、文章を短くするテクニックはさまざまにあります。2016.04.13のnocoさんの「『文字量を減らす』テキスト修正のコツ」がとても参考になりますので、ぜひご参照ください!
また、もうひとつ大切なことは、「読み手意識」です。この文章を読んで読み手がどう捉えるか、きちんと理解できるか、読み手の立場に立って想像しながら書くとよりわかりやすい文章になります。その部分については、次回詳しくお話ししようと思います。
時間がなくて思うように文章を書けないこともあるかと思いますが、要約文作成の際に少しでも参考になれば幸いです。
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