社内報のつくりかた
新聞はどの欄から読みますか?という質問があります。
ページ物は、小説や実用書は別にして、ページ順で読まれることはありません。似たような質問ですと、お寿司を好きなものから食べるか、そうでないものから食べるかというのもありますが、人は、興味のある順番に行動をします。
その特性を理解して編集をすること、それが、読まれる社内報作りの近道となります。
こんにちは、プロデューサーのkitaです。
今回は、読まれる社内報、読ませる社内報の極意について、編集の視点からお話しします。実は、読まれる冊子は、おしゃれとか、写真の使い方が上手いとか、そういうこととは違います。それだけでは、読まれません。
読まれる社内報とは、一つの指標として、雑誌風というのがヒントになります。雑誌は、見た目のデザインテイストやトーン&マナー以上に、興味あるページから読まれるという読者特性を意識した、編集のテクニックが駆使されています。
編集する上で、基本となるのが、パラパラとめくった手を止めてもらうタイミングを創出することです。
その為に以下の仕掛けをします。
●文字の多いページ、写真の多いページなどをバランスよく入れて、
誌面にメリハリをつけて、それぞれのコーナーを素早く認識させる。
●インデックスを付けて、コーナーやカテゴリーがはっきり分かるようにする。
●目次もどのタイミングで読むかは人それぞれですが、埋もれないようにする。
●目次を通して、その号で一番伝えたいことが分かるようにする。
●連載ページやフォーマット化されている定番ページでの、その号の訴求ポイントを目次でも伝える。
上記の仕掛けをした上で、タイトル、キャッチ、リード文や小タイトルなど、パラパラとページをめくって読む読者の目に飛び込むようにする。
以上、雑誌風というのは、デザインやトーン&マナー以上に、編集テクニックが重要です。
印刷社内報の場合、最初のページから読まれることはあまりありません。興味のあるページから読まれます。読者特性を意識して編集をして、興味あるページを素早く見つけてもらう工夫がされていれば、読者は、興味あるページの取捨選択を繰り返し、順不同に読み進めながらも、読破してしまうものです。
読者の興味がある順に読ませる工夫をする。それが、雑誌風をヒントにした読まれる社内報の極意です。
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