メニュー メニューをクロース

社内報のつくりかた

企画の変更や修正は「悪」なのか?

2019.02.13

2017.10.12

こんにちは、nocoです。

皆さんは、毎号社内報の記事を作る際に、企画→ラフ→デザインと進める中で、細かい文字やデザイン修正ではなく、大きな構成・レイアウト変更等をすることはありますか?
構成の変更は、デザイナーが大変というだけでなく、自分自身も作業や考えることが増えるため、できれば避けたいこと、そしてちょっぴり罪悪感を覚えてしまうことですよね。

でも、記事をより良くするためには、いいんです! 

(もちろん、制作を委託しているデザイン会社との契約によっては追加の費用がかかってしまったり、変更のタイミングによっては納期がずれるリスクもあったりするので、その辺りの見極めは大切ですが)

例えば、「こんなときは思い切って変更してみよう」という例をご紹介します。

【例1】アンケート企画で取った回答データの傾向が特にない…

 アンケートデータを使用した企画の醍醐味は、何かしらの傾向が出ていて、それにより分析ができ発見があることです。しかし、アンケートデータを主役に企画を考えていたのに、特に目立った傾向もなく、特筆すべきことがなかった場合、まったく面白みのない記事になってしまいます。こういった場合は、ひとつひとつのQを解説していく構成の記事から、「我が社には、こんなに志向がさまざまな個性的な人が集まっているんです!」ということを紹介するような記事に思い切って変えてしまいます。傾向を紹介するのではなくて、「こんなものからこんな変わったものまで」というふり幅の大きさがわかる回答をピックアップして、強調するのです。

企画の目的にもよりますが、「特に伝えることがない」情報は読者はスルーしてしまいます。そんなときは、少し角度を変えてみましょう。

【例2】想定していたような原稿内容が集まらなかった。

 営業向けのナレッジ記事を作りたくて、トップクラスの営業たちに「結果を出すために工夫していること」をテーマに原稿を書いてもらったとします。企画段階では、人それぞれの工夫があり、色々なタイプの人が参考にできる記事になる想定でした。ところが、実際に原稿が集まってみると、皆同じようなことを言っていた…。というようなこともあったりします。無理やり文章を少しずつ変えて紹介しても、「似たようなこと言ってる」感はぬぐえません。こんなときは、思い切ってタイトルから変えてしまいましょう。
もともと「売れる営業がやっていること10」というような企画だったとすると、「売れる営業は●●●をやっている!」というように、皆がやっていることを中心にしてしまうのです。
そして、ひとりひとりの原稿を順に載せていく…というような構成を、皆が共通でやっていることのランキング順に紹介し、それぞれに個人のコメントを分けて掲載していくという見せ方に変えます。 思うような内容が集まらなかったと嘆くのではなく、その中からトピックスを見つけ出し、それを活かす方向に軌道修正すればいいのです。

ただし、「変えてはいけない」ものもあります。 
それは、企画意図、目的です。

これさえブレなければ大丈夫です。「この記事はこういうことを伝えるための記事だ」という軸だけはきちんと持っていれば、そこにどんな飾りを付け見せていくかは、いくらでも方法があるということです。

企画は生き物です。
原稿から読み取れるメッセージが想定とは違う場合もありますし、取材で思わぬテーマが出てくることもあります。でも、それが編集の面白さでもあります。
はじめに決めた枠にとらわれることで、より良い記事を作る可能性を失ってしまうこともあると思います。予算やスケジュールの問題で「できる・できない」はありますが、「この記事はこのまま作っていいのかな?」と思う点があれば、ぜひ一度頭をリセットして考えてみて下さい。

「100%の正解」はない世界ですが、それが楽しくもあります。
変えることを恐れず、チャレンジしてみて下さい!

SHARE

新着記事

2023.11.16

WEB社内報

Web社内報とは?媒体を紙からWEBへ切り替えるメリットについて

Web社内報とは?媒体を紙からWEBへ切り替えるメリット...

近年、企業のコミュニケーションツールとしての社内報が大きな変革を遂げています。従来の紙ベースの社内報から、デジタル化された「Web社内報」へと移行する企業が増えてきました。では、Web社内報とは具体的...

2023.10.11

WEB社内報

社内報で動画を活用するメリットとは?「活字離れ」社員にも共感を生む方法

社内報で動画を活用するメリットとは?「活字離れ」社員にも...

社内報は、企業の大切なコミュニケーションツールです。最近では、文字だけの情報から、動画を使った情報伝達へと変わってきました。なぜ動画が注目されているのでしょうか?動画は、見るだけで情報が伝わるので、読...

2022.01.05

社内報のつくりかた

無料でお役立ちフォーマットがDL!「社内報のきほん by glassy株式会社」

無料でお役立ちフォーマットがDL!「社内報のきほん by...

当サイト社内報のお役立ちコラムを運営するglassy株式会社が新しく社内報担当者向けのお役立ちサイトをオープン致しました。社内報のきほん by glassy株式会社https://shanaiho.g...

2021.12.15

WEB社内報

メディア型とSNS型。あなたの会社に合うコミュニケーションツールはどっち?

メディア型とSNS型。あなたの会社に合うコミュニケーショ...

「会社の経営理念やビジョンが現場の社員までなかなか浸透しない」「メンバー間のコミュニケーションが希薄になってきた」このような組織内のコミュニケーション不足を感じているなら、伝えたいタイミングで必要なメ...

お電話でのお問い合わせはこちらから

東京: 03-3632-4818

名古屋: 052-856-2045

大阪: 06-6210-1433

お問い合わせ・ご相談

情報誌プレゼント

お問い合わせ・ご相談

コラムへ

社内報お役立ちコラム

ページトップへ