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社内報のつくりかた

社内報でアンケート実施前に考えたいこと

2020.09.30

2017.09.13

皆さんは社内報でアンケートを行ったことはありますか?
「あります!」という方はどのように活用されたのでしょうか?

社内報でのアンケートと言っても、使い方がいくつかあります。

1つ目は「アンケート企画」です。誌面企画のひとつとして読者(社員)にアンケートを行い、回答結果をまとめて社内報に掲載するもの。
2つ目は「読後アンケート」です。社内報を読んで興味を持った記事やテーマ、良かったところ・改善の余地があるところなどを明らかにし、その後の社内報制作に活かしていくもの。
3つ目は「アンケートを使った広報」です。アンケート自体をメッセージを伝える媒体として活用し、アンケート回答者に認知を広める手段として使うもの。

それぞれ別のシーンで活用できるアンケートですが、今回はその前に全てに共通するアンケートを行う前に考えておくべき2つのことについて考えてみましょう。

アンケートを実施しようと思った時に、しっかりと考えておくべきことは2つあります。結論からお伝えすると

①そのアンケートのゴールは何か?
②アンケート結果をまとめる方法

この2つです。

①そのアンケートのゴールは何か?

まず、①の「アンケートのゴールは何か?」ですが、意外と「社員(読者)の声を集めること」がゴールだと考えがちです。しかし、これだけでは手段が目的化している状態です。

アンケートという手段を使って集めた情報から、誰に何を伝えたいのか?その情報をどのように活かしていきたいのか?この目的の部分をしっかりと決めていないと「単にアンケートを行いました」で終わってしまいがちです。目的を明確にすることは、アンケートの質問項目を決定するための軸にもなります。目的が曖昧なまま進行し、なんとなく質問項目をつくってしまうと、いざ結果が出た時に得るものの少ない情報になってしまう可能性があります。

アンケートを行った先に目指しているゴールは何なのか??
アンケートから得た情報から読者に何を伝えたいのか?情報をどう活用していきたいのか?

この部分を明確に定めてから次のステップに進みましょう。

②アンケート結果をまとめる方法

続いて②「アンケート結果をまとめる方法」ですが、このアンケートをまとめる方法をしっかり考えておかないと、アンケートを実施した後に非常に苦労する状況に陥りますのでご注意ください!!ポイントはいかに集計しやすい実施方法・回答形式を作成できるか?です。

実施方法は大きくWEBか紙かに分けられます。断然、WEBの方が集計は簡単です。現在は無料のアンケートフォームも非常に多く、回答結果が自動でグラフ化された状態でリアルタイムで確認できます。

また、社内のイントラネットなどにアンケートフォーム作成機能が付いているシステムもあるので、自社のセキュリティレベルの範囲内で使用できる方法が何か確認してみてくださいね。

業種によっては紙で実施せざるを得ない場合もあるでしょう。その場合は、もう一つのポイントの回答形式だけでも集計しやすい形式を選びましょう。

回答形式には自由に書ける記述式、幾つかの回答候補から選ぶ単一回答/複数回答、重要度を順位付けする方法、点数を重要度に合わせて分配していく数値分配など様々な形式があります。

集計の難易度が高いのが、いわずもがな自由記述式です。回答者の様々な意見を集められるという特徴があるものの、数値化しにくい形式です。逆に集計の難易度が低いのが単一回答(単一選択式)です。「最も面白かった記事を選んでください」など回答を絞りたいときには有効ですが、回答が限定されてしまうという短所もあります。

それぞれの形式から得られる情報には長所・短所があります。最初に決めたアンケートのゴールにたどり着くためには、どのような質問項目・回答形式が必要かを見極めていく必要があります。

せっかく多くの社員に協力してもらうアンケートですので、自社の社内報の目的を達成するために十分な情報が得られるように設計してみてください!

【関連リンク】
社内報をリニューアルしたい時に読んでほしい記事5選
https://nippon-pr-center.com/column/200930/

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