社内報のつくりかた
目次
社内報を定期的に作成するときに、ネタ切れにならないためにも効果的なのが季節ネタです。また、すべての社員に社内報を読んでもらうためにも、季節ネタを入れることは有効でしょう。社内報に、なじみの深い季節ネタを入れることによって、読み手の側から見ても読みやすいものになるのです。
ここでは、効果的なネタになりやすい季節の行事を紹介していきます。社内報に季節ネタを取り入れたいと考えているのならば、参考にして取り入れてみましょう。
社内報に入れる季節ネタとして、1月の行事としては新年会があります。社内イベントとして新年会を開催していたら、その様子を記事にすることができます。新年会を行ったという報告だけでなく、記事のネタを工夫することで内容のある記事にすることができるでしょう。
例えば、新年会に出席した上司などが語った新年の抱負を集めて特集記事にするのも良い工夫だといえます。それぞれの上司がどんな抱負を語ったのかが掲載されていれば、社員の「読みたい」という意欲をかき立てるものになります。また、上司に対しては社内報に載せる旨を伝えた上で抱負を聞けば、会社が向かう方向や会社全体での目標を意識した抱負を語ってくれることでしょう。
社員同士のコミュニケーションを大切にしたいのであれば、新年会で催し物などを行った場合には、その時の様子を載せることも効果的です。ここでも、ただ行ったことを載せるだけでなく、一工夫あると内容も充実します。日頃威厳のある上司が見せた意外な一面や、社員が見せた意外な特技などをうまくネタにできれば、社内報がきっかけとなって社員同士の交流が進むこともあるでしょう。
社内報に入れる季節ネタとして、新卒採用もまた効果的です。新卒採用で何人の社員が採用されたのかを伝え、採用した社員の紹介を盛り込むことが可能です。会社に新しい社員が何人入ったのか、それぞれがどういう人物なのかは、ほとんど全ての社員にとって興味のある話題でしょう。この号は、社員の顔と名前を覚えるために非常に役立つツールとなります!
そして、採用した社員の自己紹介と抱負を4月の特集記事にすることは、さまざまな効果が期待できます。採用した社員にとっては、自分自身の抱負を社内報に載せることによって自覚を促す効果があります。また、それを読む他の社員に対しても、初心を思い出させる効果が期待できるでしょう。その上、社内報を通じて新しい社員を知ることができ、コミュニケーションの面でも効果が期待できます。
「どのような社員が何人入ったのか」という話題の記事は、興味を持って読んでもらえる上に、効果も多く期待できるものにすることが可能なのです。
5月に入れる社内報の季節ネタとしてGWがあります。もし社内でGWにイベントを企画しているのなら、そのイベントを伝える方法もあります。しかしGWといえば行楽を思い浮かべ、興味を持つ社員も多くいるはずです。そこで、それぞれの社員がGWにどこに出かけたのか、アンケートを取って特集記事を組む方法もあります。
社内報といっても、常に社内のネタばかりでは飽きられてしまいます。そこで、余暇の過ごし方にスポットを当てて、社員の人となりを知る良い機会になります。GWに出かけた先の紹介はその良い例で、多くの社員の興味を引くことになります。また、記事を見ることによって「次は自分もそこに行ってみよう」「家族を連れていきたい」などという感想が得られれば次の休暇までのモチベーションができるという効果も期待できるでしょう。
7月といえば、花火を思い浮かべる人も多いでしょう。そこで、7月の社内報では、季節ネタとして花火大会の特集を組む方法があります。花火大会に社員で参加したのであれば、その様子を取り上げることができます。
全国に拠点や営業所がある場合、各地のおすすめ花火大会レポートなどを掲載することで、地域特性を出すことができます。「この花火大会はあの営業所の近くでやっていたのか」「あそこの花火大会も行きたいな」と思わせるような情報を提供できれば、読みごたえのある社内報とすることができます。余暇の過ごし方についても情報を提供できれば、社内報から連想される「堅苦しさ」を取り除くこともでき、気軽に読んでもらえるきっかけにすることもできるでしょう。
8月といえば夏休みが連想される人も多く、社員にとっても興味の沸く話題ではないでしょうか。そこで、8月の社内報で載せる季節ネタとして、夏季休暇のネタが使えます。
夏季休暇の場合、長期休暇の旅行計画に関するアンケート調査を行うことも効果的です。夏季休暇中に家族をどこへ連れて行けばいいのかわからなくて悩んでいる社員にとって、アンケートの調査結果は参考になるでしょう。社内報の情報をもとにして長期休暇の過ごし方を決めることができれば、情報収集源としても社内報の価値が上がり、その先も興味を持って読んでもらえるようになります。
また、社内報に載った夏季休暇のネタは、社員同士の話題に上がることによってコミュニケーション向上のきっかけにすることもできます。
スポーツの秋に社内で運動会や催しが行われた場合には、社内報で季節ネタとして載せることが可能です。また、社内で部活動が行われている場合には、その部活動の紹介を特集記事として載せることも効果があります。
健康志向の高まりとともに、運動に取り組んでいる人やこれから取り組みたい人が社員の中でも多いでしょう。そこで、運動にちなんでヘルスケアのための運動方法を取り上げる記事を載せると、多くの人に興味を持って読んでもらうことができます。どのような運動が効果的なのかといった記事に加えて、実際に運動を行った体験記を載せることができれば、読み手に対してより具体的に効果を伝えることができるでしょう。
クリスマスは、子どもだけでなく、大人になっても楽しめる行事です。そこで、社内報の季節ネタとしても、クリスマスは興味を持って読んでもらうことができるでしょう。クリスマスのネタとしては、さまざまな特集を組むことができます。
まずは、クリスマスパーティーにおすすめのレシピを紹介するという特集です。家族で、または社員同士で、クリスマスパーティーを行う機会もあるでしょう。そのため、パーティーで活用してもらうための特集記事は、多くの社員に喜ばれるものになります。
次に、社員が子どもにあげるクリスマスプレゼントのアンケート特集も読み応えがある記事です。子どもの年代に応じて参考にしたり、自分の子どもの頃と比較してみたり、読み手の楽しみ方にも幅ができます。
また、独身の社員を中心に興味の沸く話題として、社員が憧れるデートスポットのアンケート特集もよいでしょう。自分が行ってみたい場所やお勧めの場所など、社内報を通じてコミュニケーションを図ることもできます。
定期的に発行する社内報では常に載せるネタについて考えていなければいけません。しかし、季節ネタであれば企画の内容に困らないほど沢山あります。社内報の企画に悩んだ時には、季節ネタはぜひ取り入れるべきです。
ただし、季節ネタを載せる際には注意も必要になります。まず初めに注意したいのは、掲載のタイミングです。季節ネタの掲載は、遅くなると時期を逸してしまって、かえって白けてしまうこともあります。新鮮なうちに取り上げるようにしましょう。次に注意することは、社内報で取り上げる価値をプラスすることです。ただ、記録性重視のために掲載するのであれば、プラスしなくても問題はないでしょう。
季節ネタをうまく取り入れることで、読んでもらえる社内報を作り上げれば、社内報の効果も上げることができるのです。
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