社内報のつくりかた
こんにちは、ディレクターのkojiです。
どんな業界にも専門用語というものがありますが、デザインの世界にもいろいろあります。
今日はその中でも誌面づくり(レイアウト)に使える専門用語を3つご紹介。
文字の大きさの単位として、「級数」という言葉があります。1級=0.25mm(1ミリの1/4のサイズ)のこと。Quarter(クォーター)の頭文字を取って名付けられたそうです。
校正などの際に、「もう少し大きな文字サイズで」と書き込むところを、「2Qあげてください」と具体的に書き込む。う~ん、通ですね。
ちなみに、幅広い世代の方が読む社内報では、文字の大きさはある程度死守したいところ。一般的に本文の文字サイズは11~14Qくらいが妥当です。
四角い写真の中で、「人物」の部分だけをトリミングして、対象物の形に切り取ることを言います。文字と写真を自由にレイアウトできるようになるので、誌面に動きをつけたい時などに便利です。
最近、社内報でも取り入れられることが増えた人物の「切り抜き」。
下図をご覧ください。左が写真をそのまま使用した「角版」。右が「切り抜き」です。人物写真のすぐ近くにも原稿を載せることができるので、たとえば、人物が語っている雰囲気に作りあげることもできますね。
「カンプをお持ちしますね」とデザイナーさんに言われて、「はい、よろしく」と言ってみたものの、カンプってなに?と思ったことありませんか?カンプは、デザインデータをプリンターで出力したものです。
プリンターの環境によってデザイナーのイメージしている色と異なる色でコピーされてしまうことがよくあります。また、仕上がりがA4サイズの場合、PDFなどをA4サイズでプリントアウトすると思いますが、実際はA4サイズよりひとまわり大きなサイズでないと、実寸サイズを見ることはできません。
制作開始時の初校、印刷前の最終チェックの時に、カンプをもらい、「こんな色だと思わなかった!」「こんな大きさだと思わなかった!」といったイメージの大きなズレが生じないようにチェックするとよいでしょう。
さぁ、この3つの用語を使ってみましょう。
「人物写真は角版ではなく、切り抜きで使用。本文テキストは14Qで判読性を高くしてください。イメージを確認したいので、実寸カンプで出して」
こんな風に言われたら、「あ、この人デザイン基礎知ってるな」と思われることでしょう。
新着記事
Web社内報とは?媒体を紙からWEBへ切り替えるメリットについて
Web社内報とは?媒体を紙からWEBへ切り替えるメリット...
社内報で動画を活用するメリットとは?「活字離れ」社員にも共感を生む方法
社内報で動画を活用するメリットとは?「活字離れ」社員にも...
無料でお役立ちフォーマットがDL!「社内報のきほん by glassy株式会社」
無料でお役立ちフォーマットがDL!「社内報のきほん by...
メディア型とSNS型。あなたの会社に合うコミュニケーションツールはどっち?
メディア型とSNS型。あなたの会社に合うコミュニケーショ...