社内報のつくりかた
最近、多くの企業でインナーコミュニケーションの重要性が再認識される動きが活発になり、その中で社内報・社報という媒体に注目が集まっています。
社内報は、一般的には社員数100人を超えたところで、必要かどうかの検討がされ始めます。
社員100人以上で、社内報が発行されていない企業で何が起こり始めるかと言うと、「情報共有がされていない」「他の部門が何しているか分からない」「社内に一体感が無い」などの意見が出始め、社内がザワつき始めます。何故か?おおよその目処として、社内の組織だった指示系統の限界人数に達したのだと思います。
社内報・社報と言っても、印刷物、イントラ、動画、壁新聞、メールなど様々な形があります。
私たちに社内報のリニューアルや発行を検討されている企業様からお問い合わせをいただき、打ち合わせを進める中でたまに質問されることがあります。
「本当に社内報は必要なのでしょうか?」
「社内報は本当に効果があるのでしょうか?」
その時、「社内報を発行している目的はなんですか?社内報にどのような役割を求めていますか?」と逆に質問してみると、担当者の方から明確に答えが返ってこない場合が意外と多くあります。
みなさんはご自身が制作されている社内報の「目的」や「役割」を明確に言えるでしょうか?また、社内報制作に関わる他のメンバー間では社内報の「目的」や「役割」がしっかりと共有されているでしょうか?
社内報は発行することが目的ではありません。企業が成長していく過程で人数や組織が増え、コミュニケーションや企業運営に何かしらの課題が発生するものです。その課題に対して「社内報」という手段を使い、読者である社員に何を伝え、どう行動してもらいたいのか?この部分をしっかり設計することが重要です。そこが決まった先にどのような方法で、どのような見せ方で伝えるのか?を考えるステップがあります。
企業によってこの「課題」が何なのかは異なり、一つの企業であっても企業の置かれている状況やタイミングによって「課題」は変化し続けます。そのため「社内報」の目的や役割も同時に変化し続けていきます。この社内報発行の目的が明確ではない状態で社内報の効果を考えても、何が正解なのか判断することができません。
社内報担当者には
1 何のために社内報・社報を発行するのか?
2 社内報・社報で何を社員に伝えるのか?
3 どのような方法や見せ方で伝えるのか?
この3つを継続的に考えることが求められます。
社内報の目的がきちんと考えられていないために、結果として「読まれない社内報」ができてしまったり、時間が経つにつれ社内報をつくる意味があるのか?という意見が増えたりします。
社内だけで、上記3つの重要なポイントをクリアするのは、経験が無いと難しいものです。また、社内報をご担当される方は専業ではなく、他の業務と兼業していることが多いため、全てのポイントに時間を割きにくい環境です。そのような場合は、弊社のような外部パートナーにぜひご相談ください!
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