社内報のつくりかた
目次
定期的に発行する社内報のネタが思い浮かばずに困っている、社員にウケるネタがどんなものかわからずに悩んでいるという担当者のみなさんは多いのではないでしょうか。そんなときに役に立つのが「季節ネタ」です。実は社内報における季節ネタは、社員の私生活や、人となりを紹介する有効な手段として使えます。社内報がより面白く読み応えのあるものになり、社員同士のコミュニケーションアップにも繋がるため、積極的に盛り込んでみてはいかがでしょうか。
この記事では、冬に使える社内報のネタをさまざまな角度から紹介していきます。ぜひ参考にしていただいて、冬の社内報づくりのヒントにしてみてください。
冬号の定番ネタと言えば、役員からの年末年始のご挨拶です。役員ひとりひとりに寄稿をお願いして原稿を集めてもよいですが、今年を振り返る企画として、数名の役員を集めた対談の場を設けることをおすすめします。それぞれの役員の言葉のみだと少しかたくなってしまったり内容が単調になったりしやすいですが、対談形式にすることで、柔らかい雰囲気のなかでざっくばらんに語ってもらうことが可能です。「今年、どうだった?」と話し始めてもらい、あのときは大変だったね、あのときは頑張ったねなどと本音を漏らしていただくことで、役員の人となりを知るきっかけとなる記事作りができるでしょう。
また、年末年始をどう過ごすかといったプライベートなことまで話していただくとより面白くなります。役員それぞれの出身地を聞いて、その土地ならではのイベントごとや、年末年始に食べる予定の郷土料理やおせち料理などがあればぜひ語ってもらってください。もちろん、社員に向けての年末年始のメッセージも、対談のなかで役員ひとりひとりからもらえるとよいでしょう。役員自身の来年の目標や、若手に期待することなどを語ってもらうのもよいかもしれません。
ほかにも、年末年始の時間があるときにこそ読んでほしい本などを役員から紹介してもらうという企画も盛り込んでみてはいかがでしょうか。本のタイトルだけでなく、なぜ読むべきなのか、その本を読むことでその役員はどう変わったのかなどまで紹介できるとより内容が濃くなります。
冬の楽しみといえば、やはりボーナスではないでしょうか。ボーナスの使い道は人によってさまざまなので、ボーナスネタは社内報にうってつけです。特に、ボーナスが少ない若手社員からしてみれば、たくさんのボーナスをもらって楽しい使い方をしている先輩社員の話を聞ける機会はあまりないので、興味を持って読んでくれるでしょう。逆に、古株の社員は若手社員がどんなボーナスの使い方をするのか気になるところではないでしょうか。冬のボーナスは比較的支給額も高いので、人によっては驚きの使い方をするかもしれません。まずは社員からアンケートをとり、使い道を調査しましょう。アンケートの結果気になる社員がいれば別途インタビューをしてもよいかもしれません。ボーナスネタは普段なかなか話題にしにくいネタですので、社内報で取り上げればウケること間違いないでしょう。
また、ボーナスの使い道をまだ決めていないという社員向けに、おすすめの商品やサービスを紹介してみてはいかがでしょうか。商品は健康グッズや食品、時計や手帳、万年筆などの文房具類など、万人に親しみやすいジャンルがよいでしょう。サービスは、温泉旅行やコンサート、食べ放題のイベントなどはいかがでしょうか。
ほかにも、世界のボーナス事情の雑学を盛り込んでも面白いです。なお、日本は他の国に比べてボーナスに恵まれています。アメリカではある一定以上の役職の人しかボーナスをもらえませんし、イギリスではボーナス制度がなく業績がよいときのみ別途支給されるようです。イタリアや中国などはボーナス制度がありますが、日本のように年に2回、しかも数カ月分を受け取れることなどはほぼありません。このような情報を載せることで、よりボーナスのありがたみを社員に感じてもらうことができるでしょう。
冬は空気が乾燥しているため、風邪やインフルエンザにかかりやすい季節です。体調を崩せば仕事に影響が出ます。特に営業や接客業など、人と会う仕事の場合は、相手にうつしてしまう恐れがあるため注意したいものです。社会人として自分の体調管理をすることはとても大切ですので、ぜひそのことを社内報に載せてみてはいかがでしょうか。体調管理に対する意識に言及するだけでなく、風邪やインフルエンザの予防に効果的な食べ物の特集や、万が一風邪をひいてしまったときの人にうつさないためのエチケット特集などを組むとよいです。会社で予防接種などが行われる場合はその告知も掲載しましょう。また、消毒液の設置や空気洗浄機の導入など、社内ですでに対策していることがあるのであれば、ぜひそれについても社内報で触れておくと担当部署のやりがいにつながります。会社全体で冬の風邪やインフルエンザを乗り切ろう!といった集団意識を社内報で打ち出せるとよいでしょう。
営業社員は特に、外回りの際の防寒対策が必須です。防寒も大切な体調管理のひとつであるとして、社内報で防寒対策の特集を組んでみてはいかがでしょうか。おすすめの防寒グッズを取り上げて、なぜおすすめなのか、効果的な使い方はどうしたらよいのかなどを記すとよいでしょう。ブランケットなどの防寒グッズだけでなく、スタイリッシュに見える防寒ファッションを紹介するのもひとつの手です。スマホ対応の革製の手袋や、軽くて温かいカシミヤのマフラー、スーツの着こなしに響かない腹巻きやタイツなど、見た目はもちろんのこと使い勝手のよい商品はたくさんあります。社会人として身だしなみは重要なポイントですので、社員の意識を変えるきっかけになるかもしれません。また、営業社員だけでなく社内で働く人も冬は足元が冷えてしまうこともあるため、そういった人たちに向けてもおすすめの防寒対策を紹介できるとなおよいでしょう。
冬の鉄板ネタであるお正月の特集もぜひ組みましょう。お正月に関するネタは豊富にあります。初詣の神社紹介は、有名どころはもちろんのこと、出世運や縁結び、勝負や商売繁盛などのご利益別のおすすめ神社や、人気のパワースポットのある神社など、さまざまな角度から取り上げてみてはいかがでしょうか。ただ紹介するだけでなく、ご利益のある参拝方法やその神社にまつわる豆知識、人気のお守りなどの情報があるとより楽しく読めます。おみくじは何度ひいてもよいのか?おみくじで凶が出たらどうしたらいいのか?などのQ&Aがあっても面白いでしょう。前年のお守りを神社で正しく処分する方法や、初詣はいつまでにいくものなのかなどを解説してもよいかもしれません。また、知識を紹介するだけでなく、実際に取材して写真を撮ったり、神主さんにインタビューをしたりするとさらに読み応えのある記事になります。
このように冬の季節ネタはバラエティにとんでいます。クリスマスやボーナス、年末年始にお正月など、冬のイベントはどれもおめでたいものばかりですので、社内報は他のシーズンよりもより特別感を出すとよいでしょう。パーティーなどの外出も多いでしょうから、パーティーファッションの特集を組んでもよいですし、来年の占いを載せてもよいです。1年の締めくくりとして冬の社内報は大切なものですので、じっくりと企画を練って、なにより担当者自身が楽しんで作り上げてください。なお、社内報の企画に困っている、デザインがうまくいかない、社員がきちんと読んでくれているのかよくわからないなどがあれば、社内報づくりのプロに相談してみるのもひとつの手です。
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