社内報のつくりかた
目次
社内報の新年号といえば、「年頭所感」や「新年の抱負」。
恒例で載せなければならない企画が多い一方で、毎年同じ見せ方になってしまって頭を悩ませている社内報担当者も多いのではないでしょうか。
今回はそんな皆さんに向けて、新年号における企画のヒントや見せ方の工夫についてお伝えします。
社長が語る「年頭所感」企画は、ほとんどの企業で新年号の社内報に掲載されている企画です。
・前年をどのように総括しているか。
・直面している経営環境をどのように捉えているか。
・新年の目標・課題は?
・それを達成・克服するための方策は?
恒例企画であるがゆえに、さっと流し読みで済ませてしまう社員も少なくなかったかもしれませんが、今回は違うと予想しています。なぜなら、新型コロナウイルスの影響で、多くの社員はこれまで以上に会社の動向に関心を寄せ、今、会社のトップがなにを考えているのか、その発言に注目しているからです。
例年の「年頭所感」に加えて、社員からの10個の質問に1問1答形式で答えるコーナーを設けてみてはいかがでしょうか?
「先行きが不安です。どうしたらいいですか?」
「働き方って変わりますか?」など
会社の未来と社員の未来、2つのテーマに関する疑問に対し、社長自らが語るその言葉に社員は安心し、「この会社でなら頑張れる」という気持ちを持って新たな一年を踏み出すことでしょう。今年の「年頭所感」には、そんな大切な一歩を後押しする力があると思っています。
「ウチの会社にはどんな役員(幹部クラス)がいるのだろう?」
会社の規模が大きくなればなるほど、役員や幹部クラスの存在は遠くなり、姿を見る機会も少なくなります。そこで年始号で役員一人ひとりが語る「年始ごあいさつ」のような企画は、役員の想いを社員に伝えられる企画として有効です。
ONで語る手法として、ぜひチャレンジしていただきたいのが役員全員での集合写真のレイアウト。ちなみに、役員の皆さんも集合写真を改めて撮る機会は少ないと思いますので、当日の撮影でコミュニケーションが生まれたら、それはある意味、社内報の発行効果でもありますよね。
OFFで攻める企画として、近年では役員一人ひとりの年末年始の過ごし方を掲載したり、プライベートフォトを撮ってもらってインスタ風にレイアウトしたり、役員の普段知れない一面を見せる楽しい企画にまとめる企業も増えてきました。組織内のコミュニケーション不足は今後の大きな課題になってくると思いますので、ぜひ誌面を通じて、社員との距離を近づけていきましょう。
ここ最近、社内報で登場回数が増大しているのが「SDGs」関連の企画。企業活動にも深く関わるため、社員に理解・浸透させたいけれど、その本格的な取り組みは「これから」というのが多くの企業の現状に思います。社内報では、「SDGs」とは何か? という概要や、企業内のプロジェクトとSDGsを結びつける企画、また「10年後のわたしたち」をテーマにした若手社員の座談会を開催し、その記事を掲載する会社も出てきています。
企業の「存在意義」を伝えるのに、年始というタイミングはピッタリなのではないでしょうか。
年末に向けて皆さんもいろいろと業務に追われる時期と思います。なるべく社内報制作の負担は少なくしつつ、企画や見せ方を工夫するだけでちょっと雰囲気が変わるようなそんな社内報にリメイクできたらいいですよね。
また、1ページ、ひと見開き…あと1ネタが思い浮かばない時のために「企画のネタ帳」をご用意しました。
下記バナーから無料でダウンロードいただけますので、ぜひご活用ください。
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