広報
2019.03.19
2018.11.06
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SNSマーケティングは、マーケティングのひとつの手段です。多種多様なSNSの普及により、SNSマーケティングは企業にとって重要なものとなっています。SNSマーケティングを上手に活用できれば、企業に対するイメージをアップさせるだけでなく、商品やサービスの売上を大きく向上させることも可能です。
SNSマーケティングとは、具体的にどのようなマーケティング方法なのでしょうか。今回は、SNSマーケティングの特徴について詳しく解説します。
SNSマーケティングとは、TwitterやFacebookなどのSNSを用いたマーケティング手法のことです。SNSを使ってさまざまな情報を発信すれば、企業にとって大きな宣伝効果を得られます。例えば、企業のブランド力をアップさせたり、商品の認知度を高めたりすることが可能です。SNSマーケティイングを取り入れれば、世間が企業に抱いているイメージを戦略的に向上させられます。SNSにはたくさんの種類があり、なかには売上に直接結びつく機能を利用できるものもあります。
また、SNSは企業が消費者と直接つながることができるのも大きな特徴です。企業がSNSを利用すると、実際に商品やサービスを利用している消費者の生の声を簡単に集められます。SNSを使ってユーザーから具体的な内容のフィードバックを受け取り、ユーザーの傾向の分析ができます。既存の商品の売上アップだけでなく、新商品開発のヒントにすることも可能です。
企業がSNSマーケティングを取り入れると、さまざまなメリットを得られます。例えば、SNSを利用すると、顕在層への効果的なアプローチができます。顕在層とは、すでに商品やサービスの内容をよくわかっていて、購入や利用を具体的に検討しているユーザーです。SNSによっては、細かいターゲット設定をしたうえで広告配信ができるため、顕在層に適したアピールが可能となっています。
また、SNSでは、顕在層だけでなく、潜在層に対しても商品やサービスのアピールができます。潜在層は商品やサービスの概要をなんとなく知っており、購入や利用を迷っているユーザーです。SNSではハッシュタグを利用する人が多くなっており、広告配信以外の部分でもユーザーに効果的に情報を届けられます。
さらに、SNSマーケティングを行うと、企業のブランディングにも役立ちます。企業に対して抱いて欲しいイメージを発信することで、世間にそのような印象を与えることが可能です。特に、ユーザーが求めるような魅力的な世界観を表現できれば、SNSを通して新たなファンの獲得も見込めます。フォローや「いいね」の数が増えていくと、新しく商品やサービスを利用する人の数も上昇する可能性があります。
SNSマーケティングにはたくさんのメリットがありますが、その反面デメリットもあるのが事実です。
SNS上の情報源として信頼を得るまでには、ある程度の時間がかかります。なぜなら、SNSでは膨大な情報が行き交っており、なかには間違った情報もあるからです。SNSの利用者は、SNSで発信されている情報を最初から完全に信頼しているわけではありません。そのため、SNSマーケティングを通してユーザーの信頼を得るには、時間をかけて正しく有用な情報を伝え続ける必要があります。そして、誠実なアカウントであるというイメージを構築することが大切です。
また、SNSを利用するうえで避けられないのが、炎上のリスクです。
SNS上では企業のアカウントで投稿した内容が炎上し、謝罪やアカウントの閉鎖といった事態も起きています。SNSの運用においてはちょっとした言葉の選び方によって誤解を招き、非難の的となるケースもあるので要注意です。炎上するとマイナスのイメージがつき、何を言っても悪い意味合いで受け取られてしまうおそれがあります。マイナスのイメージを払拭するには時間がかかり、商品やサービスの顧客離れにつながる可能性もないとは言えません。
実際にSNSマーケティングを取り入れている企業は、さまざまな目的をもっています。
例えば、SNSマーケティングの目的としては、企業全体のブランディングが挙げられます。ユーザーに信頼してもらえる情報を発信したり共感を得られる投稿をしたりすることで、企業のイメージをアップさせるのが狙いです。また、広報活動の一環としてSNSを取り入れている場合もあります。既存の商品やサービスを紹介するだけでなく、新製品のアピールの場としても活用されています。
さらに、キャンペーンを実施する際にSNSが利用されるケースも多いです。キャンペーンによってフォロワーを増やしたり、ハッシュタグを使った投稿を促したりする戦略がとられています。そのほかにも、SNSからサイトへの流入増加を目指したり、顧客サポートの場としてSNSを利用したりしている企業もあります。
SNSマーケティングにはメリットとともにデメリットがあります。
炎上のリスクを考えると、SNSの利用については慎重にならざるを得ないかもしれません。とはいえ、それでも企業は、SNSを積極的に導入したほうが良いと言えます。なぜなら、SNSの利用者数はどんどん増加しているからです。スマートフォンの普及により、SNSの利用者は若い世代を中心に多くなっています。SNSのユーザーはアプリをダウンロードして継続的に使用しているため、SNSマーケティングの効果は高いと言えるのです。
また、従来の消費者はGoogleなどの検索エンジンを利用して情報を集めるのが一般的でした。しかし、SNSの普及により、SNSから情報を集める人も増加しています。SNSは、検索エンジンと同じくらいユーザーの流入が見込めるサービスとなっています。さらに、SNSには拡散力があるため、ひとつの情報が効率的に広がっていく可能性も高いです。B to C 向けの商品やサービスであれば、検索よりもSNS経由による利用のほうが多くなっている企業も少なくありません。
企業がSNSマーケティングを導入するときは、いくつか注意したほうがよいことがあります。
まず、SNSを利用する場合、更新するコンテンツに魅力がなければSNSマーケティングとしての効果は得られません。ユーザーにとって価値があり、思わずフォローや「いいね」をしたくなるようなコンテンツを用意する必要があります。
また、SNSマーケティングを効果的に行うには、継続して運用することが大切です。定期的に発信をしなければ、ユーザーの印象に残るブランディングにはつながりません。とはいえ、毎回同じ内容を発信してしまうと、ユーザーに飽きられてしまいます。SNSマーケティングをするなら、ユーザーの目線に立った質の高いコンテンツを作り続けることが必要不可欠です。
加えて、SNSマーケティングに力を入れるだけでは、SEOのような継続的な流入は見込めません。WEBコンテンツにおいてSEO対策を行い、Googleなどの検索結果で上位を獲得できれば継続的にサイトへの流入を獲得できます。しかし、SNSマーケティングでは過去に投稿したコンテンツから一定の流入が継続的に発生するケースはあまりありません。そのため、SNSマーケティングに力を入れるなら、常に発信し続けないと流入の維持は難しいと言えます。
SNSマーケティングに力を入れれば、企業に関する情報発信を効果的に行えます。SNSの積極的な運用はユーザーの獲得につながり、商品やサービスの売れ行きを向上させることも可能です。加えて、SNSマーケティングには、社員のモチベーションを上げる効果も期待できます。SNSマーケティングは、企業全体の活力をアップさせるのに役立つでしょう。
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