社内報のつくりかた
目次
こんにちは!ディレクターのnemoです。
社内報を作るにあたり、写真や原稿などを集めることの大変さって、皆さん身をもって感じていることかと思いますが、自分自身が取材や撮影に行くことができず、誰かに頼まなくちゃいけなくなった時、何か気をつけていることはありますか?
撮影に関し、プロのカメラマンにお願いをするならまだしも、現場で働く従業員の方に協力を仰ぐ場合、何もわからない状態で「こんな写真を撮ってきてください」と言われても、頼まれた従業員の方も「???」となってしまい、結局撮ってきてもらいたいと思っていた写真とは全く異なる写真が送られてきてしまう、なんてことも起こり得ますので、そうならないために撮影を依頼する際に押さえておきたいポイントを今回はご紹介させていただきます!
しっかりと明確な指示を取ることで、無駄なく必要な素材や写真を集めましょう!
ちなみに今回のポイントは全部で6つです。
では早速…
撮影した写真が最終的に「何を説明」するもので、「どんな風」に使用されるのか、その点を明確化させ、伝えることで撮影を代行してくれる方にも撮影後のイメージを持っていただくよう、心掛けをしておきましょう。案外怠りがちなことですが、イメージが共有できると、追加で何かを依頼する際もスムーズなやり取りが臨めるようになります。
一言に「写真撮影」と言っても、その被写体は様々で、現場で働く従業員(人物)や従業員が働く社屋(建物)、また仕事で作り出す製品(モノ)など、撮影してもらいたいものは社内報に取り上げる記事やネタによって異なります。 仕事風景や職場の様子などを紹介した記事を書くのであれば、その「様子が分かるものなら何でもいいよ!」ではなく、きちんと記事と連動した写真を掲載できるよう、取り上げるものに焦点を当てた被写体をしっかりと指定しておきましょう。
写真とは記事に与える印象を大きく左右するものであり、そこに写るものによって、記事が表現しようする内容をさらに明瞭化させる力があったります。
その為、ある従業員にクローズアップした記事を書くのであれば、その人物が引き立つ情景、例えば背景に余分なものを入れずに表情の分かる写真を撮る、であったりとか、ある支店の業務を取り上げた紹介の記事を書いてみようと思うのであれば、実際に働く自然な様子を写真に収めてもらったりなど、読者に対して、記事が表そうとするイメージや様子、またその状況をしっかりと把握してもらえるよう、絵作りを決めて、指示を取るようにしましょう。
もし人物の撮影を依頼するのであれば、「笑顔」なのか「かしこまった様子」なのか、はたまた隠し撮りの要領で「自然な様子」を撮ってきてもらいたいのか、その点も決めてお願いをするようにしましょう。
ここでいう構図と言うのは、具体的に「被写体をど真ん中に配置した日の丸構図で撮ってきてください!」などの細かな指定ではなく、まずは「タテで撮るか、もしくは横で撮るか」の初歩的な指示になります。
タテで撮る写真は被写体をきわ立たせ、横で撮る写真は情景を広く映し出すことができる、などの特徴もあるのですが、取材や撮影後の制作工程となる「編集」の段階で、案外「ここはタテで撮ってきてほしかったぁ」などの後悔ポイントが出てきたりすることもあるので、もし撮影前に想定が立てられるようであれば、その点も決めて指示を取ってあげられると頼まれる方も撮影に気を向けることがしやすくなりますので、是非構図の点も注意してみてください。
基本的なことでありながらも、案外指示をし忘れてしまうのが、写真の撮影枚数。たくさんの写真を使ってページの構成を組んでみようと思っていたのに、撮影を代行してくれた方からの写真はたった数枚…なんてこともあったりするので、撮影のバリエーションも含め、ある程度余分に見積もっての撮影枚数を伝えておくといいでしょう。
また納期についても、現場の方にお願いをするものなら、皆さん業務で忙しい中、撮影の対応を取ってくれることにもなるかと思うので、その点もある程度の日数に猶予を設けながら「いつまでに提出をお願いします!」としっかり期限を設けて頼むようにしましょう!
写真のサイズ要領についても、小さなサイズでの撮影にならないよう、注意を促しておきましょう。
写真撮影を依頼して、よくあるトラブルというのが、お任せでお願いしたら、思っていたものと違う写真になってしまった…という問題。
この点は撮影を代行していただく方とのコミュニケーションでギャップを埋めていくしかないのですが、それでも撮影依頼者と代行者とのイメージが合わせることはなかなか難しいものです。自分自身が求める写真がどういったイメージにあるのか、それらを伝えるためには文字だけではなく、目で見て分かるラフや参考写真を用意しておくことが一番のイメージ共有手段となります。ラフと参考画像を準備する方法は、単純ですが、最も間違いのない依頼方法にもなるので、是非習慣づけをしておくことをおすすめします。
ということで、他者に撮影の依頼をする際の「気をつけておきたいポイント」をご紹介させていただきました。
「私自身、あんまり写真についての知識がないから、ひとまずお任せで撮ってきてもらおう」
「とりあえず送られてくる写真を見てから考えよう」
などの考えを持って制作を進めていると、一向に社内報の質は上がっていきません。
まずは読み手に「何を、どう伝えよう」ということを考えながら、写真の撮り方、見せ方についても意識を向けていただけたらと思います。
それでは、また次回。
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