社内報のつくりかた
こんにちは!ディレクターのnemoです。
今回は被写体に対してどの方向から光を当てるか、3つ光の種類を取り上げますので、その違いから表れる特徴も見ていきましょう。
順光(じゅんこう)とは被写体に対して、真正面から当たる光のことを言います。 屋外に出た時に光が目に入って、まぶしい!となる方向ですね。
↓順光を想定して正面から光を当てて撮影した写真
ばっちり写ってますね!
写真で見る効果と言うところで言うと、被写体に直接光が当たるため、色や形をはっきりと正確に映し出すことができるという点が挙げられます。
その為、パキッとした印象の写真を撮るには、適した光の種類とも言えます。
但し、日差しが強すぎると、その分、顔などに影が強く入ってしまったり、まぶしくて眉間にしわが寄ってしまったり、表情がきつく見えてしまうことが多々ある為、人物を撮るときには十分注意をしておきましょう!
ちなみに順光で撮影をしなくてはいけない状況下で、顔に入る影を薄くしたい!と言うことがあれば、その時は影の入る側の下方向から白い紙や白い発泡スチロール板などを被写体に対してかざしてみましょう!
光の反射をうまく使って、影を和らげる技もあるので、是非試してみてください!
サイド光とは側光(そくこう)とも言い、被写体に対して横方向から当てる光のことを言います。
↓サイド光を想定して横から光を当てて撮影した写真
効果と言うところで言うと、見て分かるように被写体に影が強く出やすく、明暗をはっきりとさせたメリハリのある描写になると言う点が挙げられます。
社内報で使う写真、と言う観点で見ると、あまり適した光の種類ではないかもしれませんが、被写体に影を付けて立体的に演出することができる為、ポスターや広告などのように、人物を取り上げて、メッセージ性を強く引き出したい、と思うようなページがあれば、是非試していただければと思います。
但し、光の当たる角度によって、表情の印象が全く異なって写る場合があるので、撮りながら仕上りをチェックすることを心掛けて、注意してみてくださいね。
被写体に対し、背後から当たる光を逆光(ぎゃっこう)と言います。
↓逆光を想定して背面から光を当てて撮影した写真
逆光は、レンズに向かって強い光が入るため、写真のように被写体が暗くなりがちです。
簡単撮影モードなどで撮影した場合は、被写体全体が影となり全く見えないなどの状況になることもありますが、被写体の表情が分かるよう、露出補正などをうまく使って調整をしていくと、背景が白飛びし、被写体の輪郭が柔らかくぼんやりとした印象の写真にもなりますので、実はイメージ写真等の撮影には是非使いたい光の種類にもなります。
ちなみに逆光の状態から、露出補正で調整した写真を見てみましょう!
全体的に光の柔らかさを感じることのできる写真になりましたね♪
屋内での撮影の際は、是非今回ご紹介させていただいた光の種類を考慮しながら、撮影に臨んでみてくださいね!
ちなみにあまり色々と考えずに外できれいに撮りたい!と言う方に関しては、曇りの日を狙って撮影されることをおススメします。
「撮影日はやっぱり晴れでしょ!」と思われる方も多くいらっしゃるかと思いますが、案外曇り空の方が光が均一に回り、顔にも影が入りにくい状況となるので、きれいな写真が撮りやすかったりもします。
私自身、人物のポートレートを撮る時は、心の中で「雲が出ますように…」と祈りながら、撮影に向かうことが多くあります。
光もその種類や特徴、効果を知るだけで、写真の撮り方にも大きな違いが出てきますので、まずはトライして、どの光での撮り方が一番しっくりくるか、自分自身で試してみてくださいね!
次回は光の明るさを捉える「測光」について、ご紹介させていただきます! ではでは、お楽しみに!
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