社内報のつくりかた
こんにちは!アシスタントディレクターのちっしーです。
今回は、文章表現における“立ち位置”について考えてみたいと思います。
さっそく例文から。
「我々は、社員どうしのコミュニケーションツールとして社内報を発行された。」
例えば、上記のような場合。
最初は『我々』から話が出発しているのに、最後は『社内報』の視点になっていますね?
自分がいったい誰なのか、どこからこの事象を見ているのか、定まっていません。
そんなの基本だろ、わきまえてるよ!
と思っていても、例えば長い文章を夢中になって書いていると、うっかり自分の立場を違えてしまうことがあるのです。
また、さきほどの例では登場人物が「我々」と「社内報」の2つでしたが、これが増えていくと、一層混乱しやすくなります。
「我々は、社員どうしのコミュニケーションツールとして社内報を発行するよう社長が提案し、それを実行した。」
ん?ん?と、戸惑ってしまいませんか?
視点があっちへ行ったりこっちへ来たり、せわしない。
複雑な登場人物の間を上手に立ち回るために重要なことは、確固とした「主人公」を1人、しっかりと決めておくことです。
主人公が『我々』の場合:
「社員どうしのコミュニケーションツールとして社内報を発行するよう社長が提案したことを受け、我々はそれを実行した。」
この場合は、『受け』という言葉がひとつ入ることによって、前半部分を一気に『我々』のものにしています。
説明の言葉を足すことで、それぞれの位置を整理整頓できました。
主人公が『社内報』の場合:
「社長の提案により、社員同士のコミュニケーションツールとして、社内報が生まれた。」
あっ、『我々』がいなくなってしまいました。
時にはこんなふうに、登場人物を減らすことも手です。ちょっと切ないですが…
複雑な話を書くときは、ぜひ揺るぎない主人公を設定してあげましょう。
ヒーローの活躍で、すっきりまとまること間違いなしですよ!
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