メニュー メニューをクロース

お客様インタビュー

トピックス

── 東京電力と中部電力の事業統合プロジェクト
社員の人生が変わる大きな転換点、前向きな気持ちは丁寧なコミュニケーションから芽生える。

── 東京電力と中部電力の事業統合プロジェクト
社員の人生が変わる大きな転換点、前向きな気持ちは丁寧なコミュニケーションから芽生える。

── 東京電力と中部電力の事業統合プロジェクト<br>社員の人生が変わる大きな転換点、前向きな気持ちは丁寧なコミュニケーションから芽生える。
INTERVIEW 09

株式会社JERA
企業価値創造部

海野 泰さん

  • ※所属・肩書はインタビュー当時のものです。

  • 抱えていた課題
    東京電力と中部電力の事業統合スキームが進む中、新会社JERAに転籍する時期が近づくにつれて、社員や、そのご家族から不安の声が聞こえてきました。社員の皆さんの人生にかかわる大きな転換点に、どのようなコミュニケーションをとるべきか悩んでいた。

    glassyを選んだ理由
    気軽に何でも相談できるパートナーだと感じた。豊富な実績と、初回面談のその場で具体的な提案をいただいたことで、実現した先の姿をイメージしやすかった。

    サービス導入による効果
    転籍という人生における大きな転換点に寄り添ったコミュニケーションができた。各施策の反響も大きく、社員満足度調査でも『社員の尊重』のポイントが大幅にアップ。

  • 事業統合は社員にとっても大きな変化を迫ることになる

  • ―JERA様は2015年に設立され、2019年までに東京電力と中部電力の火力発電などの事業統合をへて、現在は日本最大の発電事業者となりました。社内のコミュニケーションにはどのような課題があったのでしょうか。

    私がJERAに着任したのは、ちょうど経営統合が完了した2019年4月です。その時に社内で配布されたのが統合記念の社内報『about JERA』でした。すごくきれいな冊子で、今も大切に保管しています。ただ、その時はglassyさんが制作されたものとは知りませでした。

  • 私が所属する企業価値創造部には、それぞれの会社と、社員の一体感を醸成するというミッションがあります。業務面での統合は各事業部で行いますが、意識面の統合はそう簡単にはいきません。コロナ禍の前には社内イベントやランチ会を企画し、部門を横断したコミュニケーションの促進や、役員と若手社員の交流などを通じて、お互いに理解を深めていく機会を地道につくり続けました。

  • https://nippon-pr-center.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/SDIM1747_body01.jpg

    *経営統合の完了に合わせて社員に配布された社内報「about JERA」

  • しかし出向という形態からそれぞれの会社を辞めて、いよいよJERAに転籍するというフェーズに移ると、社員だけではなく、ご家族の皆さんからも不安の声が聞こえてきたんです。それまでの「お互いが仲良くなって頑張ろう」と呼び掛けていた段階から、皆さんの人生にかかわる大きな課題に発展していったなかで、再びglassyさんにご相談をしたという流れです。

  • 気軽に何でも相談できるパートナーを探して

  • ―2019年に続いて、再びglassyをお選びいただいたということですが、何が決め手になったのでしょうか。

    そもそもこういった課題に対して、どこに相談すればよいのかわからなかったんですよね。隣のグループが大手広告代理店さんとやりとりしていて、我々もそちらに声を掛けるという話もあったのですが、もう少しフットワークが軽く、何でも相談できるようなパートナーさんがいいな、と思っていました。そのとき、タイミングよく当時の広報担当を通して『about JERA』を制作したglassyさんを知り、さっそくお会いしてやりたいことを伝えると、豊富な実績を見せてくれて、その場で提案までいただきました。もともと自分が『about JERA』を読み好印象だったのと、具体的な提案をいただいたことで、実現した姿をイメージしやすかったです。それがポイントでしたね。

  • ―社員が抱える不安に対してイントラを使った情報発信を強化されたわけですが、どのようなことを意識されたのでしょうか。

    不安に思う要素の1つとして「JERAのことを余り知らない」がありました。お互いのことを知るフェーズから、JERAで過ごす未来に焦点をあてるフェーズに移ったのだと思います。
    JERAにはどういった仕事があるのか、どういう人が働いているのかを多くの社員は知りません。JERAの「今」と「未来」を、「働く人」を通してつなげることで、共感をもって読んでもらえるように意識しました。

  • 各職場の紹介も業務内容を伝えるだけでなく、そこで働く人の希望と不安を共有することで多くの社員の共感を得ることができて大変好評でした。また、若手の社員の中には自分のキャリアパスをどう描くべきかが見えず、残念ながら別の道を選ぶ人もいました。JERAには本当に多くの魅力ある仕事があるのにもったいないと感じていました。そこで会社を良くしようとJERAで奮闘するロールモデルを多く提示することで、JERAで過ごす「未来の自分」を描けるように努めました。

  • 動画を活用したメッセージへの反響に手応え

  • ―イントラではテキストコンテンツの発信だけでなく、動画を活用したメッセージ共有もされていましたね。

    JERAに転籍するかどうかを判断する期限が2020年の12月でした。これまでの会社に残るか、JERAに転籍するかをジャッジする日です。ちょうどその手前にglassyさんに協力いただいて、本部長レベルの幹部から社員の皆へ転籍に対する思いを動画で撮影して配信しました。その動画の反響がすごく大きかったです。ここは敢えて社長ではなく各本部長にメッセージをお願いしました。

  • 動画の中である本部長が「俺が保証するから」と語りかけていて、なんていうんでしょう、これは人それぞれなのかもしれないですけど、きれいな言葉だけじゃなくて「しっかり私が責任を持ってやるから」の想いはやはり伝わるんだと思いましたね。本部長は社員と直に接する機会も多いです。やはり身近なトップ(本部長)が転籍について熱く、そして丁寧に社員に語りかける効果はあったと思っています。

  • 社員とそのご家族と、誌面を通じたキャッチボール

  • ―転籍が完了するまでの過程で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

    その後、JERAへの転籍を決めた社員とそのご家族に向けて、社長からメッセージを送りました。アナログなんですが、手触りとか、温もりみたいなものを感じてもらえたらと手紙でご自宅にお送りしました。その中には任意の返信用カードも同封してありました。ちょうどプロ野球「セ・リーグ」の冠スポンサーになったこともあり、カードはボール型のデザインにしました。メッセージのキャッチボールができたらとの想いからです。そうしたら社員やご家族の想いの詰まったボール型のカードが何百通と戻ってきたんです。

  • これには社長自身が一番感激していました。やはり経営のトップが必要なメッセージを出すことの重要性や、それによって与える信頼感の醸成を強く感じたエピソードですね。皆さんからご返球いただいたメッセージを編纂し、あらためて社長からのメッセージを添えた冊子をglassyさんに作成いただき、無事に返球することができました。(笑)

  • https://nippon-pr-center.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/SDIM1767_body02.jpg

    *社員とご家族向けにアンサー社内報「JERA letters」が作成された

  • 社員に寄り添ったコミュニケーションはこれからも続く

  • ―社員の皆さんからの反響や組織の変化があれば教えてください。

    作成いただいたコンテンツはいつも予想を超えていて感心しています。最近では、社長メッセージや、社員の働き方を集計してまとめていただいた冊子は、非常に効果のある、良い作品になったと思います。JERAは海外にも拠点があるのですが、海外駐在の社員は国内以上に情報が入ってこない、情報に飢えている面があるんですね。今回の冊子は直接海外拠点に届けていただきましたが、すぐに私のところに「すごく良かったよ!」と連絡がありました。現地の外国人スタッフからも「あなたの会社はこんなにも素敵なことをしてくれるんですね」と感心されたそうです。経営の思いを社員に直接発信するというのは、世界的に見ても珍しいことだそうです。

  • また、毎年実施している社員満足度調査で、今回『社員の尊重』という項目のポイントが大幅にアップしました。コメント欄に「役員のメッセージを直接聞けた」という声が多く寄せられ、一連の活動が直接的な理由になったのかはわかりませんが、少なからず良いかたちで影響したのではと思っています。ただ、これがゴールではありません。引き続き社員に寄り添ったコミュニケーションを続けていきたいと思います。

ひと言メッセージ

ひと言メッセージ

「どうしたらそんなに良いアイデアが浮かぶんだろう?」というくらい、本当に感心しています。私もこれまで以上に深く、いろいろな施策を打ち出していきたいと思っています。無理難題をお願いすることもあるかもしれませんが、今後も一緒に取り組んでいただけたらありがたいです。

お電話からもお気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせはこちらから

東京: 03-3632-4818

名古屋: 052-856-2045

大阪: 06-6210-1433

お問い合わせ・ご相談

情報誌プレゼント

お問い合わせ・ご相談

コラムへ

社内報お役立ちコラム

ページトップへ