社員同士のつながり、拠点同士のつながりを再構築。
コミュニケーションは「知る」ことから始まる。
社員同士のつながり、拠点同士のつながりを再構築。
コミュニケーションは「知る」ことから始まる。
東海エンジニア株式会社
常務取締役 藤澤昌晴さん
※所属・肩書はインタビュー当時のものです。
抱えていた課題
客先常駐型のカスタマーエンジニアが主軸事業。そのため組織規模が大きくなるにつれて、現場同士、社員同士の繋がりが希薄になっていたこと。
glassyを選んだ理由
弊社への理解度の高さ。「そうであれば、こういうことができる」「いや、こうした方がいいんじゃないか」のように非常に具体的で、地に足着いたご提案いただいたこと。
サービス導入による効果
社員間の繋がり意識の向上と会社方針への理解が深まった。定期的に発信していたことによりコロナ禍でも「安心して働けます」と社員からも好意的に受け止められている。
現場間の溝を埋め、社員を繋げる社内報が必要
―社内報を新たに立ち上げるきっかけになった、当時抱えていた課題について教えてください。
当社は、カスタマーエンジニアが競馬場や競輪場などの公営競技場に常駐して、運営システムの保守を行うというのがコアビジネスです。施設は全国に大小さまざまに存在するので、仕事の取り組み方がその拠点内で完結してしまいがちです。そのため、他の現場や本社の仲間たちとコンタクトをとる機会がなくなってしまうんですね。また、公営競技は365日稼働しているので、全社で集まれる機会も全く設けられません。そういった状況でしたので、各地の現場で勤務する社員同士の繋がりの希薄さを感じていました。
古くから在籍するプロパー社員の認知はあるのですが、それ以降の新入社員となると意外とお互いを知らなかったりするんですよね。そのままの状態で異動があると、新しい居場所に抵抗が生じたり、あるいは縦や横のコミュニケーションが上手くとれず、結果として会社の様子も掴みづらくなってしまったり、というエンゲージメントの課題が生じてくるんです。
解決のためには、コミュニケーションの質と量を圧倒的に増やしていくということが必要と思いました。WEB等のオンラインツールも1つの手段ではありましたが、自分で情報を迎えに行く環境を作るよりは、プッシュ型としての紙媒体の方が効果的です。社内報を社員一人ひとりに渡し、まずは手にとってもらうところからがスタートじゃないかと考え、社内報制作を進めることにしました。
「この人と仕事がしたい」と思える熱意を感じて
―glassyをお選びいただいた決め手は何だったのでしょうか。
これは当社の「熱意と人間性を大事にしている」という人事ポリシーにも繋がってくるのですが、私自身も「この人と仕事がしたい」「この人にお願いしたい」と感じられる姿勢をお持ちの企業や人に惚れちゃうんですよね。
社内報制作のパートナー選びにあたっては、何社さんかお声かけさせていただきましたが、glassyさんからそのような姿勢が強く感じられました。当社について非常に良くご理解いただいたうえで、「だったら、こういうことができる」「こういうことをした方がいいのではないか」のような、地に足が付いた具体的な提案をいただき、一緒に併走してくれる信頼感を持てたため、glassyさんにお願いしました。
実際に制作が進んでからは、対面やオンラインでディスカッションを重ねるなかで、目標に向けた先々のストーリーを組み立て、その時期に合わせた企画の優先順位づけから、誌面に落とし込む掘り下げまで丁寧にディレクションいただきました。そのうえで企画の意図にきちんとシンクロしたデザインでアウトプットいただいている印象です。glassyさんの制作メンバー間でもしっかりと連携も取られていて素晴らしいなと感心しています。
効果的な企画でエンゲージメントをより高める
―実際にコンテンツを読まれた社員の皆さんからの反響はございましたか。
発行後、私が地方現場も含めて直接感想を聞いてみたことがありました。すると「あのときの企画が良かったです」とか、「こういうところ面白いですね」と具体的に企画名を出して答えてくれるんです。
一番反応が良いのは、職場訪問のコーナーですね。各公営競技場に取材に行って、そこでの業務やメンバーを紹介する企画ですが、これはほとんどの社員が読んでくれているようです。今、同期は何をやっているんだろうなとか、ここではこんな仲間が働いているんだ、という感想もありますし、あるいは近年ビジネスの領域も広がってきているので、単純に他の場所の業務や活動の様子に特に興味があるのだろうと思いますね。
当初の課題に対し、このコーナーを多くの社員に読んでもらえているというのは、エンゲージメントという観点でも社員の繋がりの意識は少しずつ広がっているのではないかと感じています。
*創刊された社内報「Next One」
―取締役の方が、編集員として社内報制作に携わることは大きな推進力の1つになっているかと思いますが、社内報で伝えるメッセージについてどのように感じられていますか。
特にコロナ禍においては、会社の方向性をきちんと発信する重要性を実感しましたね。なかなか先行きが見えづらい状況に悶々としてしまうようなときこそ、経営層からきちんと会社の方向性を示したメッセージを届けるべきだと思います。普段から定期的に発信していましたが、そのときはフィードバックがいつもより多く届きました。「ありがたかった」とか、「安心して働けます」とか、社員のリアルな声が聞こえてきたんです。経営メッセージを発信することだけが社内報の役割ではないですが、全社で集まれる機会がないからこそ、会社としてのメッセージを効果的に届けていかなければと改めて意識するようになりました。
ひと言メッセージ
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