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社内報のつくりかた

美人広報員は誰だ

2018.11.06

2017.06.15

なんじゃこのタイトル?
とツッコミぎみで読んでいる社内報担当の皆さま、こんにちは。
早いもので、執筆を始めてから約半年が経過した。

最近は、社内報をWeb版で発行する企業が増えているらしい。そうなると、会社の社内報を、どのくらいの人が読んでいるのかを数字で把握することが可能になってくる。そこで重要になってくるのが閲読率。

以前紹介したように、我が社の場合、働く人の男女比率は8対2、平均年齢は43~44歳。つまり、社内報の利用者は、40代前半の愛すべきオッサンたち。
閲読率をアップさせるには、ちょっとだけ刺激を与え、このオッサンたちのハートに火をつけるコンテンツを用意することも、必要となってくる。
今回は閲読率をアップさせるための「適度な刺激」について話をしたい。

私には社内報を作り始めた当初から、ある目論見があった。ある程度の閲読率になったら、あることをやろうと企画していたことがある。この「ある程度の閲読率」とは、60%あたり。そして企画というのは、後半に紹介するとしよう。

閲読率60%という数字は、全員は読んではいないが半分以上の人が目を通し、なんらかの形で社内報の存在を、だいたいの社員が知っている、と勝手に判断し独自に設定したもの。
しかし、私が作った初版の閲読率は35.6%(2004年4月)。この結果は、理想とはあまりにもかけ離れ、いつになったら60%になるかも全く予想がつかない。思っていた以上に、社員は会社に興味がないし、社内報の存在すらもよくわかっちゃいないというコトなのか。このキビシイ結果を目の当たりにして、またもや私のハートはメラメラと燃えてきたのを覚えている。

しかし、あまり知られてない広報誌が突然、次月から劇的に閲読率がアップするということは、とうてい考えられない。しかも、人間の心理からすると、強制的に「読みなさい」と指示されたら、ますます読みたくない気持ちになるのも自然なので、これは逆効果。かといって、発行しないわけにもいかず、少し様子を見ることにした。

それからというもの、毎月休まず同じ日に発行し、そこでしか得ることのない情報を、手を変え品を変え掲載し続けた。そして、やっとのことで60%近くになったのは、とんでもなく時間が経過した2011年の秋。この約7年もの間、よくもあきらめずに作り続けたものだ。これは私なりの意地とプライド、それ以外のナニモノでもない。それと同時に、私も大切な年齢を7つも奪われたからには、「とことんやってやる!」という気持ちにもなった。思い返せば、この時点で社内報は、私にとってなくてはならない存在になっていたような気がする。

この7年という年月は、私にたくさんのことを教えてくれた。そのうちの一つとして、閲読率が低いうちは、発行を継続することによって、じわじわと閲読率も少しずつ上がるということ。そして、ここで新たな企画をしこめば、まだまだ数字が伸びるということも、簡単に想像がついた。

そこで、準備していた企画を決行するときがきた。それは前回少し紹介した「突撃レポート 美人広報員が行く!」というシロモノ。
これは、社長を始め、経営陣を私の勝手なさじ加減で取材するというコンテンツ。
ここでポイントとなるのは、「美人広報員」というワード。この魔法の文字列は年齢に関係なく、世のオッサンたちが興味をもたないワケがなく、個人差はあるだろうが男性にとっては、そそる文字面に違いない。もちろん女性が見ても、「これ誰?」となるだろう。しかも、我が社にはそれまで美人広報員という存在もなく、社内報を作っているのは、刺激物と化している、美人からは程遠いこの私。

ただしここは、紛れもなくおカタいNTTグループの会社。どこまで受け入れてくれるかも不安だった。マジメな社員は驚きを隠せなかったようで、ゴーストライターの存在を考えた人も多く、発行直後から「美人広報員は誰だ?」との問い合わせが山のようにきた。しかしこれは作戦通り。
読んだ人が隣の人に、「なんじゃこりゃ」と話をする。そしてそれがまた別の人に伝わり、また次の人に、という感じで、この号から閲読率がかなりアップしたのは言うまでもない。

予想外だったのは、社長から、「美人広報員って誰ですか? と社員からの問い合わせが直接きちゃうんだよ、ボクのところに」と連絡があったこと。読者は、私が勝手に暴走したと思ったのかもしれない。でも、社長には良い刺激になったのは間違いなく、社長の困惑している顔をよそに、「ちょっと困らせちゃえ」とばかりに、そこも含めて担当者の私も楽しんだのを記憶している。

しかし、「美人広報員」は、どの企業にもハマるとは限らない。それは企業の性格や社内報を作っている担当者のキャラクターにも関係してくるからだ。どんな企画で楽しませるかは、経験と勘に頼るしかないが、「やりたい!」と思うものは、積極的にやればいいし、ダメならやめて次にいけばいい。
社内報制作はスクラップ&ビルドを繰り返すことで、経験値と勘を磨き上げていく仕事。結果を出すことばかりに焦ってはいけない。

これを読んでいる社内報担当の皆さまには、どんどんトライをしてほしいし、ダメでも失うものも比較的少ない媒体だと思われるので、ストロングハートで仕事に臨んで欲しいと願う。
新しいものにチャレンジする姿は、とにかく格好いいし、見ていて爽快だ。

やっぱり今回も言えるのは、使えるものは何でも使うべし! これに限る。
そして今後、これを読んでいる皆さんと名刺交換する機会があるかもしれないので、このことを付け加えておく。
今、私の会社の名刺には、真っ赤に輝く「美人広報員」のロゴが印刷されている。

 

NTTPCコミュニケーションズの社内報
美人広報員がこっそり見せちゃいます!
『PCアイ』http://pceye.nttpc.co.jp/ 
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