メニュー メニューをクロース

社内報のつくりかた

誰を味方につけるか

誰を味方につけるか

 ネタ収集は本当に大変な作業だ。
情報が自ら飛び込んでくるわけはないので、自分で探すしかない。
そこで、ひとり広報担当者がやるべきことは、情報を持っていそうなキーマンを探すということ。つまり、誰を味方につけるかということが重要なポイントになるわけだ。
味方は多ければ多いに越したことはないが、この作業は会社の規模が大きくなればなるほど、難しくなる。

各事業部の総括担当が、自部署の情報を持っているかと思い突撃するも、そう簡単にはいかない。いや正確には、自部署のことはもちろん把握しているが、もろもろの理由で紹介・掲載しない方向に進めがち、といったほうが正しい。
やれ忙しい、やれ面倒だ、案件の進捗がイマイチ、担当者がつかまらない、まだ見せるものはない、などと悲しいお知らせばかりで、聞いているこちらもウンザリする。
私も、ここを打破するためにいろいろと策を練った。
今回はその話をしたい。

まずは、社内報を身近に感じ、そこでしか手に入らない情報があるという価値を持たせないと、読んでもらえないし、「自分たちの〇○の取り組みを掲載してほしい」という気持ちにもならない。だからと言って「極上のゴシップ」のオンパレードともいかず、何とも悩ましいところだ。

最初に考えたのは、閲読率をあげること。
わが社の社内報もある程度読まれていると判断したら、キーマンたちはそこに掲載して、自分たちの活動をアピールしたいはずだ、と思ってのことだ。 

運よく、この会社で発行されるものはWeb版のみ。一応わが社は「IT企業」と言われるたぐいに属しているので、そういった企業らしく紙媒体ではなくWeb媒体での発行となっている。Webの制作は修正も簡単だし、閲読率も算出しやすく、紙媒体のように綿密にページ建てを設計する必要もないことから、とても作業がしやすい。

当時の閲読率を計算したら全社平均が約55%。
この数字は、良いか悪いかは不明だが、そこからアップさせることが目標となった。

では、閲読率をアップさせるためには、どうしたらよいか? どこの社内報担当者でも同じ悩みを持っているはずだ。しかし、社員の構成、企業文化、それらをとりまく環境によって、数字がとれる内容は違ってくる。
読者にちょっとだけ刺激を与え、それなりに楽しめて、社内報でしか得ることができない情報とは何かを考えてみた。
ふと思いついたのが、仕事の話は一切ナシで、社内キーマンのトップである社長を、別の角度から紹介してみるということ。ひらめきで思いついたこの企画は、相談相手もいないので、いつものように勝手に始めることにした。ひとり社内報担当は、こういうところがスムーズに進み快適だ。

さて、相手が社長となると、いきなり突撃するのは不可能なのは当たり前。 わが社は紛れもなく、おカタいNTTグループの会社。それゆえに、「どう攻めようか」と考えたとき、私のやる気が俄然わいてきたのを覚えている。 当時の社長は、全く気取ったところのないチャーミングなみんなのお父さん。ぜひこのキャラクターを全社員に知ってもらい、身近に感じて欲しいと強く思った。

ここでも誰を味方にして、どのように進めていくかが重要なポイントになる。
ひとり社内報担当は、時間を無駄にできないので、直接総務部長(以下、部長) にアプローチをすることにした。
早速、企画書を作り、それにプラスしてちょっとした作戦を思いついた。
それは、部長の興味を惹きそうな情報を準備するということ。
こっそり下調べをした結果、当時の部長はどうも「データ好き」な人物であり、その頃は「少し疲れぎみ」という、ナイスな情報をつかんだ。
ならばこちらも作戦決行とばかりに、当時流行っていた「動物占い®*」をつかって、部長を中心とした社内の人物相関図を作成して、話を進めようと計画。
その占いに必要な個人の生年月日は、ひとりずつ本人から聞き、なんとか50名ほどの人間相関図を準備することができた。
こういった面倒な手間も、けっして惜しんではいけない。こうした営みがきっかけになり、社員たちと親しくなり、思いもよらない情報が入ってくるケースもあるからだ。

いよいよ説明当日。部長の目の下のクマを見ながら、会話をスタート!

私「部長、かなりお疲れのようですね」
ぶ「そうなんだよ、わかる?」
私「そう思って、取材の企画書と『とある情報』を準備しました」
ぶ「『とある情報』って気になるなぁ。なになに!」
私「(人間相関図を出して)コレです!」
ぶ「あ、コレだよ、欲しかったものは! 人間関係も大変で(泣)」
~後略~

作戦勝ちと言ってもいいだろう。
会社のコミュニケーターとして、腕が試されたような気がした。
そのとき、部長からもらった言葉は今でも忘れられない。
「須釜さんらしく、軽快に、そして斬新に、どんどん前に進んでほしい」と。
そしてこの日から、社長とその部長は、私の中で大切なキーマンとして登録されたのは言うまでもない。

ということで、仕事の話は一切ナシで、会社のトップが4コマで紹介されるコーナーが始まった。それと同時に、閲読率もぐんぐんと上がり、「掲載してほしい!」と相談にくるケースも増えてきた。
現在、このコーナーは「突撃レポート 美人広報員が行く!」というタイトルになり、取材範囲も部長クラスまで広げ、個々の「人となり」が垣間見える人気コンテンツとして継続中だ。

これは社内報を作り始めてから約7年が経過したときの話。
ここにこぎつけることができたのは、それまで継続してきた実績があったから。

キーマンと継続は力なり!

*「動物占い」は株式会社ノラコムの登録商標です。

参考:過去3名の社長を掲載
【2011年10月19日号より】(元・井上社長)

  

1_20111019

【2013年12月18日号より】(前・前沢社長)

2_20131219

【2016年11月18日号より】(現・田中社長)

3_20161118

 

NTTPCコミュニケーションズの社内報
美人広報員がこっそり見せちゃいます!
『PCアイ』http://pceye.nttpc.co.jp/ 
毎月更新中!

 

SHARE

全9種類

社内報作成に役立つ資料を 今なら無料プレゼント!

インナーコミュニケーションや社内制作業務に関する
お役立ち資料を無料でダウンロードできます。

資料ダウンロード(無料)

全9種類

社内報作成に役立つ資料を
今なら無料プレゼント!

インナーコミュニケーションや社内制作業務に関する お役立ち資料を無料でダウンロードできます。

資料ダウンロード(無料)

新着記事

2019.07.30

社内報の自己PRはどうするべき?取り入れるべきアピールポイント

社内報のつくりかた

社内報の自己PRはどうするべき?取り入れるべきアピールポイント

社内報の自己PRはどうするべき?取り入れるべきアピールポ...

※更新 2019年7月30日社員の自己紹介は社内報の企画の定番です。社内報には「社員同士がお互いのことを知る」という役割もあります。既存の社員は新しく入社した社員を知ることができ、新しく入社する社員も...

2019.07.25

社内報と採用広報

社内報のつくりかた

社内報と採用広報

社内報と採用広報

こんにちは!かわうそです。2020年度入社予定の採用試験も一段落した頃でしょうか。就活の早期化が進み、2022年度入社からは通年採用の拡大により、企業から学生にどのような情報を発信していくかはとても重...

2019.07.10

クレドが明確な企業は伸びる!企業理念を反映させよう 

職場活性化

クレドが明確な企業は伸びる!企業理念を反映させよう 

クレドが明確な企業は伸びる!企業理念を反映させよう 

多くの企業が「クレド」を掲げて経営をするようになりました。クレドが注目されるようになった流れには理由があります。また、クレドは全社員が共有できなければ意味がないため、導入方法にも気をつかわなければいけ...

2019.06.26

これからの時代のグローバル社内報

社内報のつくりかた

これからの時代のグローバル社内報

これからの時代のグローバル社内報

こんにちは!かわうそです。今回のテーマは「グローバル社内報」です。全社的に発行している社内報だけでなく海外支店向けに独自に社内報を制作している企業も多いのではないでしょうか?さまざまな国籍の社員が働く...

お電話でのお問い合わせはこちらから

東京: 03-3632-4818

名古屋: 052-856-2045

大阪: 06-6385-1151

情報誌プレゼント

お問い合わせ・ご相談

情報誌プレゼント

お問い合わせ・ご相談

コラムへ

コラムへ

ページトップへ