メニュー メニューをクロース

社内報のつくりかた

社内報との出会い(1)

2018.11.06

2017.01.19

工藤社長のモノ好きにもホドがある!
私に執筆を依頼? しかも条件は一切なし! 唯一あるといえば、濃いキャラクターを前面に出してほしいくらいだと。

猛毒は吐くし、遠慮という言葉は私の辞書には存在せず、コビの売り方も知らなければ、歯に着せる衣なんてものも持ち合わせていない。
おそらく会社では、「刺激物」の類に扱われているのは間違いなく、私の性分からいうと、むしろそれが心地良いくらいだ。
「あいつだからショーがない」という枠に自らスッポリ入り、おかげで、それなりにややこしいものも払拭され、日々そこそこな感じで過ごせている。

「工藤ちゃん、本当にこんな私でいいんかい?」とギモンを持ちつつも、結局、こうして何かを書きはじめている。
現時点で読者の皆さんは、誰も私のコトなど知らないのは当たり前。
「こいつナニモノ?」という心の声も、遠くからではあるが聞こえてくる気もする。
今回は初回なので、なんとなく社内報と私のカンケイを、紹介しましょうかね。

広報室への人事発令がでたのは2004年4月1日。
それまでは一般的なサービス事業部に在籍し、商材の企画をしたり、提案書を作成したり、ちんぷんかんぷんなIT用語満載の会議に参加したりと、毎日慌ただしく過ごしていたような気がする。と、その記憶も定かではない年齢にもなった。
早いもので、ひとり社内報担当歴もそろそろ13年目になるか。

広報室への異動初日。
当時からWebの知識が少しばかりあったので、会社の公式サイト担当としての役割が与えられた。しかし、特にこれといった引き継ぎもなく、しかも「広報とはなんぞや」という説明などもない。あったとすれば、「ここに広報業務関連のフォルダーがあるから、見ておいて!」と、ファイルサーバーのアドレスを教えてくれた、このご親切な一言だけ。どう考えても、突っ込みどころ満載の部署だ。
でも、この不親切で無関心な人間たちがいたからこそ、今の私があるのか? と、ふと思うことがある。
それは、この日から誰の助けもなく、何でも自分でやらなくちゃいけないということ。

周りのご親切な人たちのことを恨んでみても、なおさらつまらないので、まず該当のフォルダーを一つずつ開いてみた。
あきらかに広報っぽい名称のフォルダーが、年度ごとに管理されている。
中身は、「ホームページ関連」「報道発表」「広告関連」「展示会・セミナー」「キャンペーン」「ロゴデータ」「広報連絡会」「アイコン化」「用字用語」など。どれもこれも、初めて目にする資料ばかりだが、この退屈なネーミングにあくびが止まらなかった。
そう、ここは紛れもなく広報室。

資料を見始めてから少し経過したころ、中身の予測がつかないフォルダーを発見。それは「PCアイ」と命名されている。
「アイってなによ! アイって!」 と、突っ込みぎみにダブルクリック。
そこには、適当に名前を付けられた複数のhtmlファイルと、陳腐なイメージ群が存在し、既にhtmlの知識があった私は、おそるおそるファイルを開いてみることにした。
中身は、改行タグなどは皆無。漢字だらけのテキストと、不要に並んだゴミタグのオンパレード。これを作ったのはきっとhtmlを知らない素人で、何かしらのツールを使って書いたものだろうと、簡単に想像がついた。
そして、中身を読んでみる。
そこにあったのは、長いこと忘れ去られたままの社内報。渋めの畳だかワラだかわからないような背景には、センスのカケラもない。もし、これが男性なら絶対に遠慮したいところだ。
しかしだ、こんなにダサいのに、これを見た瞬間なぜか私の妄想が暴走し、
「これを生き返らせるのは、私だ! 自由に自分を表現できるのはコレだ!」と、畳柄のパンドラの箱を目の前にビビビと運命を感じ、その場で勝手に社内報をやることを決めた。

このビビビの直後、上司っぽい人に「これ、私がいじってもいいですか?」と聞いたら、予想通り「どうぞ、どうぞ!」と返事をもらったのが、社内報と私の運命の出会い。
そしてまだ、この時点では予想がつかない戦いの始まりでもあった。

社内報との出会い(2)へ続く

 

NTTPCコミュニケーションズの社内報
美人広報員がこっそり見せちゃいます!
『PCアイ』http://pceye.nttpc.co.jp/ 
毎月更新中!

SHARE

新着記事

2022.01.05

社内報のつくりかた

無料でお役立ちフォーマットがDL!「社内報のきほん by glassy株式会社」

無料でお役立ちフォーマットがDL!「社内報のきほん by...

当サイト社内報のお役立ちコラムを運営するglassy株式会社が新しく社内報担当者向けのお役立ちサイトをオープン致しました。社内報のきほん by glassy株式会社https://shanaiho.g...

2021.12.15

社内報のつくりかた

メディア型とSNS型。あなたの会社に合うコミュニケーションツールはどっち?

メディア型とSNS型。あなたの会社に合うコミュニケーショ...

「会社の経営理念やビジョンが現場の社員までなかなか浸透しない」「メンバー間のコミュニケーションが希薄になってきた」このような組織内のコミュニケーション不足を感じているなら、伝えたいタイミングで必要なメ...

2021.12.14

社内報のつくりかた

WEB社内報でユーザー情報の管理問題について考える

WEB社内報でユーザー情報の管理問題について考える

WEB社内報の運用を進めるにあたり、コンテンツ発信以外の思わぬところで躓いてしまうことがあります。その見落としがちなポイントの1つが、ユーザー情報の管理方法です。そこで今回は、コンテンツ発信に注力でき...

2021.12.13

社内報のつくりかた

WEB社内報の閲覧数ばかり気にしていないですか?

WEB社内報の閲覧数ばかり気にしていないですか?

紙と違いWEBは閲覧数を容易に把握できるため、ついそこばかりに目が行きがちです。広報担当者が、社員に「読んでもらうこと」(=閲覧数)を意識するのは決して間違いではありません。しかし、社内メディアが持つ...

お電話でのお問い合わせはこちらから

東京: 03-3632-4818

名古屋: 052-856-2045

大阪: 06-6210-1433

お問い合わせ・ご相談

情報誌プレゼント

お問い合わせ・ご相談

コラムへ

社内報お役立ちコラム

ページトップへ