経営理念の浸透とボトムアップの創意工夫のために ───
従業員が自ら考え、自発的な働きを促す社内報づくり
経営理念の浸透とボトムアップの創意工夫のために ───
従業員が自ら考え、自発的な働きを促す社内報づくり
株式会社 ヤオコー
コーポレートブランド戦略部
(左) 部長 下池周子さん
(右) 担当マネジャー 石渡麻美さん
(中) 日吉麻衣子さん
※所属・肩書はインタビュー当時のものです。
抱えていた課題
・経営理念の浸透とナレッジ情報の共有
・社内報の作成進行の遅延や抜け漏れの改善
・企画のマンネリ化
glassyを選んだ理由
・負担のない安定的な制作フロー
・制作体制の手厚さ
・バリエーション豊富な企画
サービス導入による効果
・制作における生産性の向上
・編集委員に寄せられる感想の増加。
社員の自発的な行動を促す
―社内広報の強化にあたって、glassyへお問い合わせいただいた背景にはどんな課題があったのでしょうか。
下池さん)
当社がこれまで一番大事にしてきたこと、それは従業員へ当社の経営理念である「生活者の日常の消費生活をより豊かにすることによって、地域文化の向上・発展に寄与する」の浸透です。その実現のために、「豊かで楽しい食生活提案型スーパーマーケットの充実」を経営方針に掲げ、地域ごとのお客様のニーズに合わせた売場づくりに注力してきました。チェーンでありながら個店経営を追求するヤオコーでは、各店舗に大きく裁量を移譲したボトムアップ型の運営が特徴です。ですから、本部からの指示に従うのではなく、従業員が自ら考えて行動する自発的な働きが求められるのです。
グループ会社を含め関東近郊に180店以上を展開しています。従業員約16,000名に対してパートナー社員(パートタイマー)の割合は7割を超えています。パートナーの皆さんは採用された店舗のみで働くことが多いわけですから、多くは自店舗のことしか知らない環境です。
そのうえ企業規模拡大に伴い店舗数も従業員数も増え続けています。こうした環境において、経営理念をメッセージの核として会社の考え方や他店舗の出来事などを共有し合うことが、従業員の成長にとって重要な糧になるというのが当社の考えです。だからこそ社内報は名称も「パートナー」であり、「人づくり」を重んずる当社にとって大切な位置づけにあり、高いクオリティを目指さねばならないツールでした。
日吉さん)
ちょうど中期経営計画の変更タイミングでもあり、それに合わせて社内報を見直すこととなりました。また、社内報制作の進行についても課題があり、改善が必要と感じていたタイミングでもありました。
“プロフェッショナル”を感じる、
安心安定の制作体制とバラエティ豊かな企画
―パートナー企業の選定にあたって、glassyをお選びいただいた決め手は何だったでしょうか。重要視されたポイントがあれば教えてください。
日吉さん)
パートナーの選定で重要視したところは2つです。1つ目は制作体制がしっかりしているかどうか。ヤオコーの社内報は毎月発行なので、常に2号分が同時に進んでいます。そこで毎号のスケジュールがしっかり組み立てられ、2号分の制作から事務手続きまでを安定的に進めていけることが理想でした。
2つ目は企画立案の豊富さです。やはり社内報は読んでもらってこそ価値が生まれます。そのためには、従業員の興味を惹く企画というのが一番であり、誌面がマンネリ化することのない、斬新でバラエティ豊富な企画のノウハウを持つパートナー企業を必要としていました。
glassyさんの場合は明確で細やかなスケジュールを提示いただき、人数の多い制作体制で手厚いフォローを感じられました。またご提案いただいた企画はどれも面白くて、デザインのテイストも今までになかったものだったので、提案資料を読んでワクワクしたのを覚えています。
石渡さん)
ディレクター、編集、デザイナーと役割りごとにご提案いただいた内容は実績に裏打ちされた納得のノウハウに富んでいて、まさに“プロフェッショナル”集団としての一体感と信頼性を感じました。提案資料からヤオコーの細部まで理解に努めてくださっていることも率直に伝わってきて、それらが決め手として大きかったです。
社員のボトムアップを強化してレベルアップを図りたいという思いを叶えるにあたって、glassyさんであれば親身になって伴走いただけると感じました。
“面白い”企画と“惹かれる”デザインで、“親しまれる”社内報に
―社内報のリニューアルを通して、社内にはどんな効果がありましたか。皆様からの反響があれば教えてください。
日吉さん)
従業員から感想をいただくことが増えました。「読みやすくなった」「企画が面白かった」という声が多く届いています。また、社長をはじめ、役員の方からも好評の声を直接いただくことができました。
一番大きな反響としては、従業員の皆さんが社内報に対して前向きで協力的になったことです。従業員を掲載する表紙の撮影で各店舗へと毎月伺うのですが、撮影のためにオリジナルポップを作成していたり、表紙の色をどれにしようか最後まで悩んだりと、皆さんとても嬉しそうに参加してくださっています。社内報を楽しみに読んでくださっていることが感じられますね。
*リニューアルされた社内報「PARTNER」
下池さん)
同業内でたまに社内報の共有をしているのですが、「ヤオコーさんのような社内報を目指したい」と仰っていただける企業様もあるようで、周囲の方にもご評価いただけることが本当にありがたいですね
―実際の制作進行においては、glassyとのやりとりはいかがでしょうか。
日吉さん)
制作の進行はとても効率的に進められています。「もう返ってきたの?」と思ってしまうほどレスポンスも早くて、やりとりが遅延することがありません。期日のリマインドもくださって、私が危うく忘れそうになっていたことも助けていただいています。
連絡手段にはコンテンツごとに管理できるチャットツールが導入されているので、メールでのやりとりで受け渡しの混乱もありません。ページごとに事細かく進行をサポートいただいて安心してお任せできています。
下池さん)
あとはライターさんの質が高いと感じています。取材の場では取り留めなく感じた内容でも、きちっとメッセージ性を捉えて仕上げていただいて感心しています。
以前は役員等から寄稿された文章をそのまま載せることも多かったのですが、経営に関する内容はどうしても難しくなりがちで、現場のパートナー社員や若手社員などの従業員にはなかなか読まれづらいものです。だからこそ面白くて興味を惹かれる企画と、そのうえで当社が目指すべき会社の方向性を読みやすい文章とデザインで伝えるということが必要です。そういった点ではglassyさんには非常に助けていただいていると感じています。
日吉さん)
制作に関しては、こちらからお伝えできていなくても上手く意図を汲み取っていただき、私たちへの負担もないように誘導してくださるので本当にありがたいですね。
誌面が出来上がってくるのを、いつも楽しみにさせていただいています。
―今後の展望やglassyに期待することは何でしょうか。
下池さん)
各地の取材を通して色んなバリエーションで伝えていきたいと思っています。たとえテーマが変わらなくとも、毎回刺激を受ける斬新な編集や見せ方をglassyさんには変わらず期待したいです。
また当社では社会トレンドにも柔軟に対応できるように努めていますので、glassyさんのノウハウもお借りしながら、そういった世間で流行りのテーマを取り入れた新しい企画にも挑戦したいですね。
日吉さん)
現場のバイヤーの熱い想いを伝える企画や、パートナー社員の交流が増える企画など、もう少し個人に焦点を当てて、横の繋がりを感じられる企画ができればと思っています。そういった私たちの社内報に対する要望や新しい挑戦などに対して、引き続きglassyさんにはお力をお貸しいただければと思います。
ひと言メッセージ
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