SDGsへの取り組みを
社内外に発信するという課題を
力強くサポートしてもらっています。
SDGsへの取り組みを
社内外に発信するという課題を
力強くサポートしてもらっています。
一般社団法人 日本血液製剤機構
管理本部
(左)松下由華さん
(中)部長 浪川健二さん
(右)課長補佐 澤野誠さん
※所属・肩書はインタビュー当時のものです。
抱えていた課題
・SDGsなど地球規模の課題への対応を発信していく上で頼れるパートナーを求めていた
glassyを選んだ理由
・企業の社内報に関する豊富な知見、アドバイス力
・担当者の人柄を含めた安心感
・多面的な内容をまとめる編集力、デザイン力
SDGs特集を社内に発信した効果
・SDGsの内容理解が進んだ
・ワーキンググループのメンバーのモチベーションUP
設立10周年を迎え、SDGs関連活動の発信を開始
―社内報の特集企画としてSDGsのページを弊社にご依頼いただいたことがきっかけだったと思いますが、発注に至るまでの経緯をお聞きかせください
浪川さん
日本血液製剤機構(以下JB)は2012年に日本赤十字社と田辺三菱製薬の血漿分画製剤事業部門が統合して設立した組織です。10周年を迎えた節目に、事業を総括しようという機会があり、その際に経営陣からSDGsやカーボンニュートラルなど、地球規模の課題に対してJBはどう対応し、発信していくか、考えてほしいという宿題を与えられたことが発端です。
―事業開始から10年を経て変化した社会環境に対応すべきだと。
浪川さん
そうです。そこで私なりに、先行事例の研究もしましたが、これは私のような専門外の人間だけでは手に負えない課題だと感じ、支援してもらえるパートナーを探すことにしました。Webで検索した結果、いくつか選択肢はあったのですが、glassyさんが発信されているメッセージや、セミナーに参加した内容からも好印象を持ちました。また、SDGsは社外広報だけではなく、いわゆる社内の草の根的な啓発活動を一番理解し、社内での浸透活動も支援してくれると感じたことがお付き合いの入り口になりました。
―セミナーに参加していただいた感想はいかがですか。
澤野さん
まだ依頼する会社を検討している段階でしたが、『SDGs実践セミナー』に参加しました。カードゲームの有用性なども含め、SDGsに取り組む意義やメリットも良く理解できました。
提案力が高く、相談しやすいglassyだからできること
―そうしたステップを経て、弊社にご依頼いただくわけですが、決め手となったポイントがありましたら教えてください。
浪川さん
担当者の方から他社の事例をご紹介していただき、とても参考になったことと、実績に基づくたくさんの知見をお持ちだったことが決め手でした。また、各部門からメンバーを募ってワーキンググループ(以下WG)を発足したのですが、活動を社内報に載せ、定期的に情報発信するご提案をいただいたことも大きかったですね。
松下さん
当社の社内報はある程度掲載内容が決まっているのですが、その中でも、SDGs関連の情報を継続的に発信する方法をご提案いただいて、大変説得力がありました。
澤野さん
人それぞれSDGsに対する理解度や熱量が違う中、どう目線を合わせるかは悩みどころでしたが、ご担当者の人柄もあって、相談しやすく、説明もわかりやすかったことが印象に残っています。
―WGではカードゲームも実施されたとお聞きしています。
澤野さん
メンバーにSDGsの概要や目標を知ってもらうために、実施しましたが、カードゲームの最後の講評で、自分たちも狭い視点でしか見ていなかったと気付かされ、広い視野で考えることの大切さを改めて認識できました。
松下さん
自分だけでは完結せず、周囲と協力しなければ、うまく地球が回らないという設計になっていて、SDGsが初めて自分事になったと感じました。それまで「知っている」程度だったことが、「自分にもできることがある」と思うようになりますね。
SDGsの考え方や目標達成に向けた取り組みが明確に
―SDGsの考え方や取り組みを社内に発信していく上で、苦労した点、大事にしているポイントはありますか。
松下さん
SDGsに関する情報提供が一方的なものにならないように、例えばWGのメンバーにコメントを頂いたり、メンバーの取り組みを紹介したり、必ずメンバーの顔を出して紹介するように工夫しています。
浪川さん
年に2回、WG各グループの推進状況や要望をヒアリングして、さらにそれをしっかりフォローするようにしています。また、年に2回の役員会議の場で、進捗状況の定期報告を実施したり、工場や研究所などの主要事業所に出向いて勉強会やディスカッションをしています。とかく推進部署の事務局だけが関わって、ほかは傍観しているといった状態にならないように心がけています。
―SDGsを発信することで社内にはどんな効果がありましたか。皆様からの反響があれば教えてください。
浪川さん
以前より多くの人が注目してくれるようになったと思います。「変わったよね」という声をよく聞きますし、WGのメンバーも、彼らの仕事が継続して目に見える形で発信されていることを喜んでいます。
澤野さん
やっぱり雰囲気が変わったというのは言われます。SDGsに対する理解が進んだという話を聞くと、発信した甲斐があります。
みんなのがんばりでサステナビリティレポートも無事完成
―サステナビリティレポートもお手伝いさせていただきましたが、この冊子を作ろうとされたのはどのような背景からでしたか。
浪川さん
従来は内部統制部がCSRレポートをWebで公表していましたが、サステナビリティという視点で1歩進めていこうということでレポートの発刊を目指しました。目標を高く置きすぎたかなと思っていましたが、やる以上はやはり良いものにしたいと、この2人もWGのメンバーもみんなががんばってくれて、おかげさまで完成することができました。デザインも素敵ですし、編集内容も良かったと思います。サステナビリティレポートだけでなく、JBが目指していることをわかりやすく伝える動画もglassyさんに作成していただけて感謝しています。
*完成したサスティナビリティレポート2023
【参考】サステナビリティ動画 https://www.jbpo.or.jp/company/mov10.html
―弊社にご依頼いただいた理由は、どのようなものでしたか。
澤野さん
やはり、我々のことをよくわかっている会社さんにお願いするのがベストだろうと考えました。
松下さん
このレポートは、JBの事業をSDGsに当てはめるとどういうものがあるでしょうかというWGのグループワークから始まった活動を一冊にまとめたものです。当初は、一連のワークをどう冊子にまとめるのかイメージしづらかったのですが、ご担当者が導いてくださったので、一冊にまとめることができました。その知見には助けられましたし、的確に相談にのっていただいたので、お願いしてよかったと思っています。
浪川さん
glassyさんは本当に我々の相談相手であり、教師でもある存在です(笑)
各部門の意識と行動を広げ、知られていない取り組みを社会に発信したい
―SDGsに関する社内広報の活動も含めたこれからの展望を教えてください。
浪川さん
2030年のCO2排出量を2013年度比46%削減という目標に向けて各部門がカーボンニュートラルに取り組んでいます。一方で、社会との共生など、さまざまなSDGsの目標については、各部門とコミュニケーションしながらレポートにまとめることで、少しずつ成果が積み上がっていくと思っています。
澤野さん
広報の観点からも、自分たちの事業がどう社会に貢献できるのか、また社会とのつながりを職員一人ひとりが認識できるような広報を実現したいと考えています。
松下さん
今回レポートを作るにあたって、社会や地球環境への取り組みでまだ開示していないものが思った以上にたくさんあることが分かりました。そこにはプライドを持って仕事をしている職員が多くいます。それらを一つずつ丁寧に取り上げて、JBの取り組みを社会に公表していけたらいいなと思います。
―職員の方々の仕事に対する誇りをコンテンツとして発信できると、自分の仕事とサステナビリティな取り組みとのつながりを実感できますね。そうした広報を続けていく上で、今後さらに弊社へのご要望があれば教えてください。
澤野さん
今回レポート作成した後に、動画で発信することもご提案いただいたので、引き続きアイデアをいただけると助かります。
松下さん
レポートを作成した後、さらにレポートを集約したサステナビリティムービーを作成したのですが、次の展開を思案しているところです。もちろん私も勉強するようにしますが、ご協力ください。
浪川さん
こちらが求めているものには言葉にすることが難しい要望や、独自の事情もあります。それをうまく掬い取っていただいて『それならばこういう方法があります』とか、いろいろご提案いただけるのが非常にありがたいところです。私たちも、本当にこのやり方で良いのか確信が持てないとき、御社の担当者に『トレンドから見ても適切だと思います』などと言っていただくだけで自信が持てます。そういうお付き合いを今後もしていただきたいと願います。
―御社のSDGsの取り組みを、よく理解して、より良い提案ができるよう努めます。ありがとうございました。
ひと言メッセージ
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