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社内報のつくりかた

コツをつかめば簡単!社内報のラフデザインで制作を円滑に

2020.12.12

2018.12.13

社内報を作る際には、何も考えずにいきなり記事を書き始めるようなことをしてはいけません。
社内報では確かにコンテンツが重要なのですが、それだけではなく紙面のレイアウトやデザインも大事です。そこで、最初に社内報のラフデザインを考えることをおすすめします。ラフデザインは社内報のイメージ図のことであり、これをもとにして実際に社内報を制作していくことになるのです。
社内報のラフデザインの作り方やコツについて解説します。

ラフデザインとは?

社内報のラフデザインとは、実際に社内報がどのようなものになるのか雰囲気の分かる誌面イメージ図のことです。ラフデザインを見れば、どのようなデザインの社内報となるのか、想像することができるでしょう。ラフデザインには、見出しやタイトルをどのくらいの大きさにするのか書き込んだり、図表や写真などをどのくらいの大きさで入れるのか描いたりするのです。この段階では厳密な大きさにこだわる必要はなく、だいたいのイメージやレイアウトで大きさなどを決めて構いません。

このラフデザインをデザイナーに渡すと、実際に社内報のデザインをしてくれるでしょう。また、実際に社内報の制作に関わるライターやカメラマン、取材対象者などにもラフデザインを見せるべきです。そうすれば、みんなが社内報の誌面の完成図をイメージすることができるのです。また、これから取材する際には、ラフデザインを見せておくと実際にどのような記事として取材内容が紹介されるのか説明しやすいでしょう。ラフデザインを用意しておくメリットはたくさんあるのです。

ラフデザインのポイント1:構成要素と配分を決める

ラフデザインには、ページ内の構成要素と配分を分かりやすく記載することが大切です。構成要素としては、タイトルや見出し、本文が主なものです。これに加えて、写真を掲載したり、図表やコラムを載せたりすることもあるでしょう。さらにイラストを入れることもあります。どのような構成要素を含めるのかをあらかじめ決めておきましょう。また、それぞれの要素の大きさや順番も分かりやすくラフデザインに記載してください。

実際にラフデザインを起こす際には、まずどんな構成要素を含めるのか書き出しておきましょう。そして、それぞれの要素ごとにページ内のどの位置に配置するのか、どのくらいのサイズで載せるのかを決めましょう。ページ内の流れを意識して、おおまかに配分を決めていってください。さらにどんな色づかいにするのかイメージを書き込んでおいたり、デザインの雰囲気について文章で書いたりしておくと、意図が伝わりやすくなります。ラフデザインを見るだけで、具体的な誌面のイメージを頭の中に思い描けるようなものにしておくのです。

ラフデザインのポイント2:目線の流れを意識して配置する

社内報を作成する際には、それを読んでくれる人の立場になることが大切です。読みやすい社内報は、内容がスムーズに頭に入っていくものです。これは、目線を意識してデザインを考えることが重要だと覚えておきましょう。読者がどのような目線でページを読んでいくのかを理解できれば、その目線の流れに情報を伝えたい順番に載せていけばよいのです。そうすれば、伝えたい情報が順番に目に入っていくようになります。

基本として、縦書きであれば右から左に、横書きであれば上から下という流れで情報を順番に配置していきましょう。実際に自分が本や新聞などを読むときの目の動きを考えてみれば分かりやすいです。ただし、右綴じでは右上からスタートして、左綴じの場合は左上からスタートします。右綴じの本は縦書きであり、左綴じの本は横書きとなるのが原則です。また、人物写真はページの中心に向くようにして配置しましょう。もしページの端の方を人物が向いてしまうと、読者に対してそっぽを向いているような印象を与えてしまいます。これは読者に違和感を与えてしまうため、避けるべきなのです。そのため、人物の写真を撮影する際には、左右と正面の3方向からの写真をしっかりと撮影しておきましょう。

ラフデザインのポイント3:雑誌を参考にしてみる

社内報のラフデザインを考える上で雑誌はとても参考になります。雑誌は読者の読みやすさを最優先してデザインされているからです。雑誌のデザインは、社内報にそのまま取り入れても役立つでしょう。自分達の作ってみたい社内報のデザインとイメージの近い雑誌を探してみましょう。雑誌だけではなくて、広告やパンフレットといったものも役立ちます。これらも見る人に内容をアピールするために効果的なデザインが採用されているからです。

身近なところにある印刷物はすべて読者への影響を考えたレイアウトやデザインが用いられており、それらを見て分析すれば、社内報のイメージを次々とふくらませられるでしょう。もちろん、印刷物の写真やイラストなどをそのまま真似するのはいけないことです。しかし、レイアウトや構成要素のサイズといったものを参考にするのは問題ありません。オリジナルの内容の文章や画像、イラストを用いているならば、それらの配置やサイズを決めるときに雑誌を参考にするのは、読みやすい社内報を作る上でとても便利な方法です。

ラフデザインのポイント4:情報の量に注意する

社内報に掲載する文章の文字の大きさは、どんな社内報でもそれほど違いがありません。文字が小さすぎれば読みにくくなり、大きすぎると情報量が減ってしまいます。そのため、社内報の1ページの中に掲載できる文章の量には限りがあり、情報量には上限が存在するのです。あれもこれもとページの中に情報を詰め込みすぎてしまうと、本当に大事な情報をしっかりと説明しきれなくなります。文字が多すぎると、どれが重要なポイントなのか分かりにくくなることもあるでしょう。あくまでも読者がそれを読んでポイントを理解してくれることが大切なのです。情報の取捨選択をきちんと行いましょう。

もしそのテーマについて素材が不足しているならば、イラストや写真を加えることで対応できることがあります。あるいは、他のページを増やすことによって、全体のボリュームを維持することもできます。それぞれのページには適度な情報を掲載することで、読みやすい社内報となります。

難しい場合はプロに相談してみよう

ここまで説明してきたように、社内報のデザインを考えるのはとても難しいことです。ちょっとした写真の配置を決めるだけでも、全体のバランスをとるのに苦労してしまうでしょう。デザインの基本を理解していないと、かなり読みにくい社内報ができてしまいます。社内報を読みやすくするためには、ラフデザインが大切です。ラフデザインを作ることによって、ライターやカメラマン、編集者が社内報の理想の形をイメージしながら仕事ができます。また、ラフデザインがあるとプロのデザイナーに依頼するときに話がスムーズに進みます。ラフデザインをもとにして、より良いデザインを考えてくれます。

社内報のすべてを自分達で作る必要はありません。質の高い社内報を作るためにプロに相談してみるのは悪いことではないのです。社内報は読んでもらえなければ意味がなく、読みたいと思わせる魅力のある社内報を作るにはプロの力を借りるのは手っ取り早い方法です。プロのデザイナーに依頼すると、人気雑誌のように人を引きつける魅力のあるデザインを考えてもらえます。デザインが良くなれば、社内報は読みやすくなり、内容がスムーズに頭に入ってくるようになります。社内報の記事をもっと多くの人に読んでもらえるようになれば、社内報制作のモチベーションは上がるでしょう。今よりもっと良い社内報を作ろうという意識が高まり、それが好循環となります。

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