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社内報のつくりかた

~写真で絵を描く~

2018.11.05

2015.10.20

こんにちは、ディレクターのnemoです。

突然ですが、みなさんは写真を撮る時、そしてシャッターを切る時、その瞬間一体何を考えていますか?

「被写体が分かるように、その様子をひとまず収めておこう」
「とりあえず連射して、その中からいいものを後からピックアップしてみよう」
「多分、今が良い瞬間になるかな」
「う~ん…なにも」

おそらく上記以外にも頭に思い浮かぶことは色々あるかと思いますが、社内報担当者になって、いきなりカメラを持たされた方々は、ぼんやり「こうしておけばいいかな」程度で考えながら、被写体に向き合っていることが多いのではないでしょうか?
実際、カメラセミナーに参加される方の中でも、「何を考えて写真を撮ったらいいのか分からない」なんてお声をいただくことが多々あります。

今回はそんな方々に向け、写真を撮る際に持っておきたい、ある「意識」をお教えしたいと思います。
はて、その意識とは?

スバリ!「被写体を主人公に考えた絵を描いてみる」です。

「ん!?写真って言っているのに、なぜ絵?」って思われる方もいるのではないかと思いますが、実際、目の前にいる被写体を記録に残そうとする時、その手段が「写真」でなはく「絵」となる場合、あなたはどういった思考で、絵筆を取り始めることになるでしょう?

おそらく、みなさん、まずは被写体となる人やモノから描き始めるのではないかと思います。
そして、そこから必要な情報を描き足し、不要と思えるものは敢えて描かずに、必然とその作品を見た人がどういった印象をその絵から受けるかを考え、作品として仕上げるプロセスを踏むものだと思います。

実はこの考えって、「写真を撮る」と言うことに関しても、同じく持っておきたい重要な要素になるんです。
写真を撮る際、カメラを覗いた瞬間に見えるそのすべてが一つの情報として目に飛び込み、そんなとなくその情報に惑わされて「どこまでを写したらいいんだろう?」、「今見えてる風景をそのまま写真に収めた方が良いんじゃないのかな」…なんて、特に写真を撮り慣れてないと、その迷いが焦りに変わり、「何をどう伝えたいのか」の目的を見失ったまま、何の意図も感じられない作品が結果仕上がってしまうことが大いにあるものです。

その為、写真を撮る際にも絵を描くのと同じように「被写体を主役に」そして、「被写体に対し、不要な情報は削除する」という考えをもって、ファインダーを覗く意識を持つようにしてもらえたらと思います。このちょっとした意識の差で作品の仕上がりは大きく変わるものです。

なかなか言葉で説明をして簡単に理解出来るものではないかと思うのですが、最後、端的に3つのポイントを挙げさせていただきますので、まずはここから一つひとつをトライしていただければと思います。

<被写体を主人公に引き立てるための3つのポイント>

ステップ①:まずは被写体にズームアップして「この被写体が主人公!」と意識をロックさせましょう
ステップ②:ちょっとずつズームダウンをして、周りの風景を入れていきましょう
ステップ③:不要なもの(関係のない人やモノ)が写り込んだら、そこで構図を固めましょう

と、以上です。

絵を描くのと同じ手順を踏んで構図を決めるものとなりますが、自らが「この被写体が主人公!」と言う意識を向けて、被写体の様子や表情を写真に収められるようになるだけで、その仕上りは自然と良くなり、見る側にもその意図やその時の情景が伝えやすくなるものです。

是非、写真を撮る際には、上記3ステップを忘れずに取り入れていただければと思います。この意識が自らに定着した時には、きっと撮影した写真の中にその時の風景が「物語」となって、目に写り込むことでしょう。

みなさん一人ひとりが写真を撮る楽しさを感じながら、素敵な写真を撮り残せますように…。

次回も是非お楽しみに。

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